2025経営指導員研修 - 変化する激動の2025年経営指導のあり方
経営指導員・支援員向け研修カリキュラムのご案内
はじめに
急速なデジタル化の進展や人口減少、経営者の高齢化など、地域の中小企業を取り巻く環境は大きく変化しています。2020年度には休廃業・解散件数が49,693件と過去20年で最多を記録し、地域経済の担い手である中小企業の事業継続が危ぶまれる状況となっています。
このような環境下において、経営指導員・支援員の皆様には、従来の経営指導スキルに加え、デジタル化への対応や事業承継支援、人材育成など、より高度で多様な支援能力が求められています。
私たちジャイロ総合コンサルティングは、創業以来、全国の商工会・商工会議所様と連携し、実践的な研修プログラムを提供してまいりました。
本カリキュラムの特徴
本カリキュラムは、現場で活躍される経営指導員・支援員の皆様の「実務に直結する」「すぐに活用できる」をコンセプトに、以下の3つの特徴で実施しております。
- 実践重視のカリキュラム設計
各研修では、座学だけでなく、ワークショップやロールプレイングを取り入れ、現場で直面する課題解決力を養成します。また、実際の相談事例をベースにしたケーススタディを通じて、具体的な支援手法を習得できます。 - 経験豊富な講師陣
第一線で活躍する中小企業診断士や税理士、IT専門家など、各分野のエキスパートを講師として招聘。
理論と実務の両面から、実践的な指導ノウハウを提供します。 - 時代のニーズに対応した研修内容
DX(デジタルトランスフォーメーション)支援やSDGs対応、事業継続力強化など、地域企業が直面する新たな経営課題に対応した最新のプログラムを用意しています。
本カリキュラムを通じて、経営指導員・支援員の皆様のさらなるスキルアップを支援し、ひいては地域企業の持続的な発展に貢献してまいります。
各研修プログラムは、オンラインでの開催も可能で、地域や時間の制約を受けることなく受講いただけます。
ぜひ、本カリキュラムをご活用いただき、地域経済の活性化にお役立てください。
より詳細な情報については、以下のウェブサイトをご覧ください。
セミナー&研修ネット: https://semi-ken.net
ジャイロ総合コンサルティング: https://jairo.co.jp
また、カスタマイズ研修のご要望も承っております。お気軽にご相談ください。
DX・AIを活用した経営指導の高度化研修
目的と狙い
経営指導の現場において、AIツールの活用は避けて通れない重要なスキルとなっています。本研修では、経営指導員の日常業務における生産性向上と効率化を実現するため、ChatGPTなどのAIツールの具体的な活用方法を習得します。経営分析や事業計画策定、販路開拓支援など、実際の指導場面に即した実践的なAI活用法を学び、指導品質の向上を図ります。また、AIツールの実操作を通じて即戦力となるスキルを身につけ、中小企業のDX化支援にも活かせる知見を得ることで、支援先企業の持続的な成長をサポートできる指導員を育成します。
カリキュラム例
タ イ ト ル | 内 容 | 研修方法 |
DX&AI活用の基本ルール | •経営指導に役立つ様々なAIツールと活用方法 •どの業務をAIに置き換える? •顧客を増やすDXの基本(販路開拓を強化させる具体策) | 講義 |
AI活用の基本と操作 | •AIを業務に活用するための具体的なポイント •AIセキュリティ対策と業務活用 •AIツール別の活用事例とポイント | 講義 |
AIと経営指導と 業務活用〜超効率化〜 | •ChatGPTを使った会議革命 •AI文字起こしツールを使った経営分析の効率化(SWOT、STP分析) •AIを使った事務作業の効率化(手順の自動生成、名簿の名寄せ) •最新AIを使った資料・プレゼン資料作成の具体策 | 実演 |
AIと経営指導と 業務活用〜付加価値〜 | •AIを活用したウェブサイト作成とインバウンド対応 •AIを活用した付加価値サービスの作り方 •CanvaAIを使った販促物作成の具体策 •動画AIを使った翻訳動画の作成 | 実演 |
支援機関の独自AIを作ろう! | •AIを活用した経営分析特化AI •AIを活用した補助金や助成金の判定AI | ワーク |
創業支援担当者研修会
目的と狙い
地域経済の活性化において、新規創業の促進は重要な施策の一つです。特に近年は、デジタル技術の進展やライフスタイルの多様化により、従来型の創業に加えて、副業・兼業からの段階的な創業や、事業承継を機会とした新事業創造など、創業形態が多様化しています。
本研修は、支援機関の職員の皆様が、こうした多様な創業スタイルに対応できる実践的な支援スキルを習得することを目的としています。特に、ChatGPTなどのAIツールを活用した革新的なビジネスモデルの構築支援や、1/10,000マーケティングの手法を用いた独自性の高い事業開発など、最新の支援手法を重点的に学んでいただきます。
また、創業者に特有の課題や心理的特性を理解し、適切な動機付けとメンタリングができる支援力の養成を目指します。さらに、創業スクールの企画・運営から、創業後のフォローアップまで、一貫した支援体制の構築方法についても実践的に学びます。
本研修を通じて、支援機関として「伴走型」の創業支援体制を確立し、地域における新たな価値創造と雇用創出に貢献することを目指します。
カリキュラム例
タ イ ト ル | 内 容 |
シン・創業の時代に向けた支援と 様々な「創業スタイル」に対応する | •誰でも創業の時代と創業ビジネスモデル •本格創業、副業・兼業型創業、事業承継型創業 •DXと地域創業の在り方 •「1/10,000マーケティング」失敗しない創業形態とは、他 |
一般的な経営指導と創業支援の違いと アドバイスのポイント | •経営者と創業者とで経営指導を変える必要性 •ステージ別の創業支援のポイントとは? •創業者が陥りがちな罠を理解し、失敗しない創業へ導く |
受講者を創業者にするための 会員化と事後相談対応 | •創業予定者に対する、創業に向けたヒアリングの具体策 •創業成功に向けた「動機づけ」 •創業計画書策定の指導ポイント •AIを活用した創業アイデアの引き出し方(ワーク) |
創業者のためのビジネスモデルと 創業計画づくり | •創業者のためのビジネスモデル策定のポイント •創業者のための創業計画書 |
AIを組み合わせた創業指導の実務 | •まったく新しいビジネスモデルに対する指導はAIを組み合わせる •イノベーションを起こすための経営指導をAIで実現させる |
経営指導員・経営支援員のための「BCP策定支援力向上研修」
目的と狙い
近年の自然災害の増加や感染症リスク等により、中小企業におけるBCP(事業継続計画)の重要性が高まっています。本研修では、経営指導員が事業継続力強化計画認定制度を効果的に活用し、実効性の高いBCP策定を支援できる実践力を養成します。単なる計画認定に留まらず、BCPの継続的な改善を通じて、地域企業のリスク耐性を高める本質的な支援の実現を目指します。
カリキュラム例
テーマ | 内容 | 実施形式 |
制度理解 | ・認定スキームの全体像 ・対象事業者の要件 ・認定取得のメリット ・支援機関の役割 | 講義 |
目的設定支援 | ・経営戦略とBCPの関連付け ・実現可能な目標設定 ・経営者の意識醸成 ・計画の範囲決定 | 講義+演習 |
リスク分析 | ・想定リスクの洗い出し ・影響度の定量的分析 ・優先順位付けの考え方 ・分析結果の活用方法 | 講義+演習 |
初動対応計画 | ・ハザード別の対応手順 ・人命安全確保の原則 ・緊急連絡体制の構築 ・避難計画の策定支援 | 講義+演習 |
経営資源の保全 | ・ヒト・モノ・カネ・情報の保護 ・代替策の検討方法 ・補助金等の活用 ・設備投資計画の策定 | 講義+演習 |
経営指導員向けCanvaを使った販売促進ツール作成研修
目的と狙い
支援機関におけるセミナーチラシ作成業務の効率化と、デザインの質の向上を実現する実践的研修です。Canvaの活用により、従来の外注依存から脱却し、魅力的なチラシを迅速に内製化できる体制を構築します。特に、セミナーの特徴や対象者を効果的に訴求するレイアウト術、申込促進につながる情報の優先順位付け、リピーター獲得のための統一感のあるデザインテンプレート作成など、支援機関特有のニーズに応える具体的スキルを習得します。
カリキュラム例
タイトル | 内容 | 研修方法 |
オリエンテーション Canvaの基礎理解 | ・研修の目的共有 ・Canvaとは何か ・Canvaの特徴とメリット ・アカウント作成と基本操作 | 講義 実習 |
基本操作とデザインの基礎 | ・要素の配置と整列 ・テキスト編集とフォント ・画像の挿入と編集 ・テンプレートの活用方法 | 講義 実習 |
効果的な販促物の作り方 | ・デザインの基本原則 ・情報の優先順位付け ・視線の流れを意識したレイアウト ・色彩とコントラストの活用 | 講義 グループワーク |
実践的なデザイン技法 | ・塗り足し領域の設定 ・白黒レイアウトでの確認 ・配色の選び方 ・画像の効果的な使用方法 | 講義 実習 |
事例研究と実践演習 | ・優れた販促物の分析 ・課題に基づく制作実習 ・相互フィードバック ・改善点の検討 | グループワーク 実習 |
まとめと活用促進 | ・制作時の注意点確認 ・効果測定の方法 ・相談対応のポイント ・活用促進の仕組みづくり | 講義 質疑応答 |
展示会商談会支援スキル向上研修
~実践シミュレーションで体得する支援ノウハウ~
目的と狙い
展示会・商談会は、地域中小企業の販路開拓における重要な機会です。しかし、準備不足や効果的なプレゼンテーション戦略の欠如により、その機会を十分に活かせていないケースが少なくありません。本研修では、AIツールの活用による効率的な展示会準備から、実践的な商談スキルまで、総合的な支援ノウハウを提供します。特に、グループ単位での展示会出展シミュレーションを通じて、支援企業の立場を疑似体験することで、より実効性の高い支援スキルの習得を目指します。これにより、展示会での商談実施率と成約率の向上を図り、地域企業の着実な販路開拓を支援できる実践力を養成します。
カリキュラム例
大テーマ | 細目 |
AI活用による展示会準備支援 | ・ChatGPTを活用したキャッチコピー作成 ・展示会用ウェブサイトの構築実習 ・SNSプロモーション計画立案 ・商品PR動画の制作実践 |
展示会出展戦略の立案 | ・展示会選定の判断基準 ・出展目標の設定方法 ・予算計画の立て方 ・出展スケジュール管理 |
展示ブース設計と運営 | ・効果的なブースレイアウト設計 ・商品展示テクニック ・集客導線の設計 ・ブース内オペレーション計画 ・スタッフ教育プログラム |
実践シミュレーション | ・グループ別の出展企業設定 ・展示会準備プロセスの実践 ・ブース運営のロールプレイング ・商談シミュレーション、相互評価とフィードバック |
商談管理とフォローアップ | ・効果的な見積提案の作成 ・フォローアップ計画の立案 ・成約率向上のための施策 ・展示会成果の分析手法 |
小規模事業者向けマーケティング支援研修
目的と狙い
人口減少や経済のグローバル化により、地域の中小企業は厳しい経営環境に直面しています。本研修では、従来型の「規模の経済」に基づく競争から脱却し、地域に根差した独自の価値創造を実現する「1/10,000マーケティング」の考え方と実践手法を習得します。この理論は、大手企業との同質化競争を避け、地域特性や自社の強みを活かした新たな市場創造を目指すものです。支援機関の指導員として、事業者に寄り添いながら、持続可能な経営戦略の構築をサポートできる実践的スキルを身につけることで、地域経済の活性化に貢献する経営支援の実現を目指します。本研修を通じて得られる知見は、創業支援から事業承継まで幅広い場面で活用でき、支援先企業の競争力向上に直結する実効性の高い内容となっています。
カリキュラム例
タ イ ト ル | 内 容 | 研 修 方 法 |
シン差別化戦略 「1/10,000マーケティング」 | ・地域に「こだわり」、地域から「うって」出る1/10,000マーケティング・世界一大きな商店街に世界一小さな支店を出そう ・顧客がお金を払うワケ ・ローカル中小企業の強味とは ・DXはローカル中小企業に最も相応しい ・顧客が顧客をつくる、新たなシステム「UGC作戦」 ・地域性を活かす「厚利多売」の実践論 ・ビックカンパニーからサスティナブルカンパニーへ ・ローカルの老舗がネットの世界 | 講義ワーク |
「必ず、売れる、儲かる」 ローカル中小企業ならではのDX対応の具体策 | ・地域中小企業にとってDXとは何か ・DX時代にリアルな「ミセ(会社)」がある事の価値 ・オムニチャネル対応のメリット ・バリューチェーンの一部をできる範囲でデジタル化する ・ローカル中小企業のためのDX戦略と戦術 ・現在のホームページは間違いだらけ ・1/10,000マーケティングを実現する「ホームページ」とは ・購入促進のためのコンテンツ作りのポイント | 講義ワーク |
マーケティング戦略研修
目的と狙い
本研修は、商工会議所・商工会の経営指導員や研修アドバイザーが、会員企業への経営支援を行う際に必要なマーケティング分析と実践的な支援スキルを習得することを目的としています。本日のカリキュラムを通じて、売上向上のための戦略立案と具体的な実行計画の策定方法を、成功事例を交えながら学んでいきます。特に、商品開発・価格設定・販路開拓といったマーケティングの基本要素を、業種別の特性を踏まえて分析・提案できる実践力の習得を目指します。また、RESASなどのデータを活用した市場分析手法や、事業計画書作成のノウハウも身につけていただくことで、経営者に分かりやすく説明し、具体的な改善行動に結びつけるための提案力も養成します。これらのスキルを総合的に活用することで、地域企業の持続的な成長と、ひいては地域経済の活性化に貢献できる支援力を身につけることができます。なお、現場での支援にすぐに活かせるよう、実践的な質疑応答の時間も設けておりますので、具体的な課題についてもご相談ください。
カリキュラム例
テーマ | 経営指導のポイント |
事業計画書の基本構成 | • 企業概要(沿革、基本情報、商品構成、利益構成) • 顧客ニーズと市場動向 • 自社の強みと商品・サービスの特徴 • 経営方針・目標と今後のプラン |
経営指導時の着目点 | • お客様が求めている商品・サービスは何か • 競合他社との差別化ポイント • 市場環境の見通し(RESAS等活用) • 具体的な数値目標の設定 |
補助事業活用のポイント | • 事業名は30文字以内で明確に • これまでの取組との違いを明確化 • 創意工夫した点・特徴を具体的に • 事業の効果(売上、取引先、地域社会への波及効果) |
成功事例の活用法 | • バーミキュラ→商品開発での差別化 • マルニ木工→伝統技術の現代的PR • 流山市→ターゲット特化型の成功例 (支援先企業の参考事例として活用) |
インバウンド市況の現状・課題・対策研修
目的と狙い
インバウンド観光は地域経済の活性化における重要な成長戦略です。本研修では、地域の観光資源を活かしたインバウンド誘致の具体的手法と、受入体制の整備について実践的に学びます。特に、自然景観、伝統文化、食、体験型観光など、地域固有の魅力を外国人観光客目線で再発見し、効果的な情報発信方法を習得します。また、宿泊、飲食、物販など、地域の中小企業がインバウンド需要を取り込み、持続的な収益を生み出すためのビジネスモデル構築のポイントを、先進事例を交えながら体系的に理解します。
カリキュラム例
内 容 | 研修方法 | 時間 |
インバウンド市況の現状と課題 •訪日旅行者数がコロナ前水準を超える国も増えている •コロナ後は団体旅行から個人旅行へシフト •政府はリピーター増加や地方への誘客を重視している •インバウンド需要の恩恵(収益増)は全ての域内事業者にある •地域の方々が「気づかない、気づけない(よそ者視点)」観光資源とは •思わぬ街が外国人に大人気。NHKの日本人の知らない観光名所という事実 •その地域らしさを活かした1/10,000マーケティング型のインバウンド装置づくりは全ての事業者を活性化する。他所がしていない事を見つける・行う、他 | 講義 | 50分 |
外国人観光客を取り込む、そして継続的に顧客化するDX戦略 •外国人観光客のネット拡散力を活用するUGC化の具体策 •外人観光客対応は「英語・中国語」等のPOPで対応する。後は笑顔で済ます。 •全ての外国語にPOP対応できるAI(ChatGPT)の活用ポイント •1/10,000マーケティングと外国人観光客の固定客化 •何よりも有効なのは地域ぐるみの「オムニチャネル化」への取り組み •街(地域)の魅力は目利きの顔のSNS発信のポイント、他 | 講義 | 50分 |
質疑応答(10分) |
クラウドファンディング✕SNS支援の実務
目的と狙い
デジタル社会の進展により、資金調達や情報発信の手法は大きく変化しています。特に、クラウドファンディングとSNSは、従来の枠組みを超えた新たなビジネスチャンスを創出する重要なツールとなっています。しかし、これらのツールを効果的に活用するためには、正しい知識と戦略的なアプローチが不可欠です。
本研修では、経営指導員・支援員の皆様が、地域の事業者に対してクラウドファンディングとSNSの活用を適切に支援できるよう、実践的なノウハウを提供します。特に、プロジェクトの企画立案から資金調達、効果的な情報発信まで、支援者と被支援者の双方の視点に立った具体的な指導方法を習得していただきます。
さらに、事例研究とグループディスカッションを通じて、成功のポイントや陥りやすい落とし穴について理解を深め、地域事業者の新たな挑戦をサポートできる実践力を養成します。これにより、地域企業のデジタルトランスフォーメーションを促進し、持続可能な事業発展への道筋を示すことができます。本研修を通じて、支援機関として時代の変化に即した支援体制を構築し、地域経済の活性化に貢献することを目指します。
カリキュラム例
タイトル | 内 容 | 形式 |
クラウドファンディング 活用方法 | ・クラウドファンディングの基本 ・クラウドファンディングの種類と違い ・クラウドファンディングのメリットとデメリット ・成功へ導くための重要な考え方 ・成功へ導くためのマーケティング戦略 ・差別化で勝つ!アドバイスポイント | 講義 グループ ディスカッション |
中小企業・小規模事業者 のためのSNS活用ポイント | ・SNSの基本 ・各SNSの特徴について ・各SNSの特徴と活用ポイント ・自社のターゲットに合わせたSNSの見極め方 ・無意識の偏見を逆手に取る!SNSの活用法 ・え?こんな事で?の落とし穴! SNSの炎上について ・SNSを活用した企業ブランディング ・集客/売上UPに繋げる!企業SNS運用の仕組み作り ・SNS投稿を継続させる便利なアプリ活用法 | 講義 グループ ディスカッション |
質疑応答 | 内容を振り返りながらアドバイス例のワーク | ワーク |
事業再構築事業計画の策定支援研修
目的と狙い
経営指導員として事業再構築支援を効果的に実施するための実践的研修です。補助金の基礎知識から事業計画策定支援、経営者とのコミュニケーションまで、支援プロセス全体を体系的に学びます。特に、ビジネスアイデアの創出手法、市場調査の実践的手法、数値計画の立て方など、具体的なスキルを習得。さらに、事業者との面談ロールプレイを通じて、経営者の想いを引き出し、実現可能な事業計画へと導くためのコーチング技術を体得します。
カリキュラム例
テーマ | 内容 |
経営指導員の使命と制度理解 | ・中小企業の事業再構築支援における経営指導員の役割と、支援機関に期待される社会的意義を理解する ・事業再構築補助金の制度概要、申請要件、加点要素など、採択に必要な基本事項を体系的に学ぶ ・実際の採択事例分析を通じて、審査員の評価ポイントと効果的な訴求方法を把握する ・補助金制度と他の支援施策を組み合わせた、効果的な支援プログラムの設計手法を習得する |
事業計画策定と 市場分析の実務 | ・新規性と実現可能性を両立させる事業計画の骨格構築と、説得力のある表現方法を学ぶ ・J-STAT MapやRESASなどのツールを活用した、実践的な市場分析と需要予測の手法を習得する ・ターゲット市場の選定から競合分析、差別化戦略の立案まで、体系的な事業性評価を実践する ・デジタル技術やSDGsなど、加点要素を効果的に取り入れた事業計画の策定方法を理解する |
経営者支援と 対話スキル | ・経営者との信頼関係構築に必要な、コミュニケーションの基本姿勢と実践的な対話技法を学ぶ ・コーチング手法を活用した課題抽出と、経営者の想いを計画に反映させるためのプロセスを習得する ・経営者のモチベーション維持と、計画実現に向けた実行支援の具体的アプローチを理解する ・想定されるリスクの分析と対応策の検討など、持続可能な計画策定をサポートする手法を学ぶ |
数値計画と 実現可能性検証 | ・売上予測から投資計画まで、具体的な数値計画の策定プロセスと妥当性検証の手法を習得する ・収支計画と資金繰り計画の整合性確保など、実現可能性を高めるための重要ポイントを理解する ・補助金申請額の設定根拠と、自己負担分の資金調達手段の検討など、現実的な資金計画を立案する ・計画実現のためのPDCAサイクルの設計と、モニタリング体制の構築方法について学ぶ |
実践演習と 総合力の強化 | ・実際の事例に基づく計画策定演習を通じて、支援プロセス全体の流れと重要ポイントを体得する ・経営者との面談ロールプレイにより、実践的な対話スキルとコンサルティング能力を向上させる ・グループディスカッションを通じて、多様な視点からの計画ブラッシュアップ手法を習得する ・採択後の実行支援からフォローアップまで、一貫した支援体制の構築方法を理解す |
管理職のためのメンタルヘルス
誰もが安心して働ける職場環境をめざすラインケア研修
カリキュラム例
タイトル | 内容 | 研修方法 |
オリエンテーション メンタルヘルスの基礎知識 | ・研修の目的の共有、自己紹介ワーク ・メンタルヘルスとは ・メンタルヘルスが生活全般に与える影響の理解 ・ストレスや不安の兆候と症状 | 講義 |
ストレスの正体 | ・ストレスの正体とストレスと生産性の関係 ・自分のストレスサインと解消法 ・自律神経とストレスの関係 ・精神疾患 | 講義 グループワーク 講義 |
ラインケアにおける管理監督者 (職場リーダー)の役割 | ・ラインケアとは ・職業性ストレスモデル(職場の問題) ・職場(部下)の不調の対応 ・職場でのメンタルヘルスの捉え方 | 講義 |
不調者対応(休職と職場復帰支援) | ・不調者の見極め方 ・職場復帰支援のプロセス ・休職中のフォロー | 講義 |
自分のコミュニケーションスタイル | ・自分を知る(性格診断) ・エゴグラム診断 ・自分の思考と行動パターンの利点と欠点 ・自分の性格特性をどう活かすか | 講義 ワーク 講義 個人ワーク |
ストレスチェック | ・ストレスチェックの目的 ・個人のストレス ・集団分析結果の見方・分かる事 ・職場環境改善 | 講義 個人ワーク 講義 |
身に付けたい コミュニケーションスキル | ・アンガーコントロール ・アサーションスキル | 講義 個人ワーク |
管理監督者のセルフケア | ・ストレスコーピング ・コーピングリストの作成 | 講義 個人ワーク |
指導先のステージ別、経営指導の要点
目的と狙い
近年の急速な経営環境の変化により、小規模事業者の経営課題は一層複雑化・多様化しています。本研修では、経営指導員として必要な実践的支援スキルの向上を目指します。特に、事業者のステージに応じた適切な支援方法の選択、地域資源を活用した差別化戦略の立案、そしてAIツールを効果的に活用した支援プロセスの確立に重点を置きます。また、大木会長が提唱する「経営者に寄り添い、共に成長する」という理念のもと、単なる知識やスキルの習得だけでなく、信頼関係を構築し、持続的な経営改善を実現できる支援者としての総合力を養成します。本研修を通じて、地域経済の担い手である小規模事業者の成長と発展に貢献できる、実践的な経営支援能力の獲得を目指します。
カリキュラム例
テーマ | 内容 |
成長支援の基本姿勢 | ・経営者との信頼関係を基盤とした支援の実施 ・ステージに応じた適切な支援策の選択 ・中長期的な視点での戦略策定支援 ・実践的な経営支援の展開 |
時期別の支援策 | ・創業期から承継期までの一貫した支援体制 ・各発展段階での重点支援項目の明確化 ・経営資源の最適活用に向けた提案 ・事業計画策定から実行までのフォロー |
小規模事業者への対応 | ・経営基盤強化のための具体的支援 ・経営革新の推進と差別化戦略の立案 ・地域特性を活かした事業展開の支援 ・強みを活かした持続的成長の実現 |
AI活用による支援強化 | ・データ分析に基づく支援品質の向上 ・効率的な支援プロセスの確立 ・支援ナレッジの共有と活用 ・デジタル技術を活用した経営改善支援 |
部下育成のためのコミュニケーションスキル研修
目的と狙い
この研修では、管理職の方々が、チームビルディングや部下育成に必要なコミュニケーションスキルを学びます。多くの管理職の方々が、チームメンバーとのコミュニケーションに課題を感じているのが現状です。そこで本研修では、組織の活性化を目指し、具体的なチームビルディングの技法や、部下育成のためのコーチングスキルを確認していきます。さらに、ロールプレイを通して、チームメンバーとの良好な人間関係を構築するための実践的なスキルを体得していただきます。この研修を通して、管理職の方々が部下とのコミュニケーションを活性化し、組織の生産性向上につなげていただければと考えています。
カリキュラム例
内 容 | 形式 |
•コミュニケーションスキルの基本 •管理職の役割期待の整理 •「ヒト」の側面での短期的・中長期的な達成基準 •チームビルディングの具体的な内容と、そのゴールイメージ •足許の課題の確認と共有(個人ワークとグループ討議) •部下との良好な人間関係を構築するためのコミュニケーションスキル | 講義(60分) 個人ワーク(15分) グループ討議と全体共有 (45分) |
•部下とのコミュニケーションの基本 •部下とのコミュニケーションに必要なマインドとスキル •部下育成のためのコーチングスキルと1on1ミーティングのポイント •アンガーマネジメント •ロールプレイ(以下の場面別ケーススタディ:ペアワーク) •業務指示と注意・叱責 •人事評価の伝達と課題の確認 •育成のためのコーチング | 講義(90分) ペアワーク(60分) |
•研修のまとめと行動計画の策定 •質疑応答 | (30分) |
事業計画策定支援研修
目的と狙い
本研修は、支援機関職員が日々直面する事業計画策定支援の実務において、より効果的な支援が行えるようになることを目指しています。現在の中小企業支援では、補助金申請や融資相談など、様々な場面で事業計画の策定が求められており、その重要性は年々高まっています。特に、経営者の「想い」を具体的な事業計画として形にする技術や、計画の実現可能性を高めるためのヒアリング手法、さらには業務効率を上げるためのAIツール活用まで、実践的なスキルの習得を狙いとしています。これにより、支援機関職員一人一人が、より多くの中小企業の持続的な成長をサポートできる実践力を身につけることが可能となります。また、経営者との信頼関係構築にもつながる対話術を学ぶことで、継続的な支援関係の構築にも寄与する内容となっています。
カリキュラム例
テーマ | 内容 |
現状把握 | ・深刻な人手不足の状況 ・正社員51.4%、非正社員30.1%の人手不足 ・アフターコロナで街に人出が戻る ・女性や高齢者の活用は限界に |
事業計画が必要な支援 | ・補助金・給付金申請(80.5%) ・資金繰り支援(52.1%) ・マル経融資活用(16.1%) ・経営計画策定(7.1%) |
良い事業計画の要素 | ・事業成功のロジックが明確 ・事業者の情熱が伝わる ・事業の必然性が説明できる |
一般的な事業計画支援手順 | ・「想い」の確認と「戦場」の見極め ・市場分析と戦略立案 ・戦略から戦術への落とし込み(ロードマップ作成) ・資金計画策定 ・アクションプラン作成 |
効率的なヒアリング手順 | ・従業員数、Gビズ、ITスキルの確認 ・導入設備の内容と理由確認 ・競合状況の分析 ・経歴・創業動機の確認 ・資金調達方法の確認 ・導入後の売上予測 ・実施体制の確認 |
決算書・申告書の読み方研修 ~新任経営指導員の現場対応力をサポート!~
目的と狙い
経営指導の現場において、財務諸表の読み解きと適切な経営分析は、支援業務の基盤となる重要なスキルです。特に、新規採用の経営指導員の方々にとって、決算書や申告書の解釈と、それに基づく経営指導は最も不安を感じる業務の一つとなっています。
本研修は、新任経営指導員の皆様が、現場で直面する財務関連の相談に自信を持って対応できるよう、実践的なノウハウを提供します。特に注力するのは、数字に不慣れな事業者への分かりやすい説明方法と、融資相談や法人成りなど、具体的な相談シーンに即した対応力の養成です。
さらに、グループワークを通じて実際の相談事例を検討し、先輩経営指導員への適切な相談方法や、支援機関内での効果的な情報共有の方法についても学んでいただきます。これにより、組織全体としての支援品質の向上を図ります。
本研修を通じて、新任経営指導員の皆様が、事業者からの信頼を得て、適切な経営支援を提供できる確かな実務能力を身につけることを目指します。
カリキュラム例
大項目 | 細目 |
質問を受ける前に 把握しておきたいこと | ・あなたが質問を受ける会員の方はどのような方? ・会員の方が質問されるのはどのような内容だろうか? ・最初に用意していただきたい書類を理解しておこう! |
個人事業者の方だったら | ・決算書の読み方のコツ ・申告書の読み方のコツ ・法人成りでおさえておきたいポイント ・利益が出にくい場合におさえておきたいポイント |
法人の経営者だったら | ・決算書の読み方のコツ ・申告書の読み方のコツ ・融資(マル経など)でおさえておきたいポイント ・経営分析と言われた場面でおさえておきたいポイント |
ケーススタディ (グループワーク) | ・みんなで考えてみよう! ・【ケース1】融資の相談があった場合 ・【ケース2】法人成りの相談があった場合 ・【ケース3】経営分析を依頼された場合 ※ケーススタディの数、内容は状況によって変更の可能性あり |
財務分析・経営分析研修
狙い・目的
本研修は、商工会議所・商工会の経営指導員や研修アドバイザーが、会員企業の経営支援を行う際に必要な財務分析・経営分析のスキルを習得することを目的としています。本カリキュラムを通じて、企業の財務状況を数値から読み解く定量分析と、企業の強みや特性を評価する定性分析の両面からアプローチする手法を学びます。特に、損益分岐点や各種経営指標の分析方法を実践的に習得し、業種別の特性を踏まえた改善提案ができるようになることを目指します。また、分析結果を経営者に分かりやすく説明し、具体的な改善行動に結びつけるためのコミュニケーション技術の向上も重視しています。これらのスキルを総合的に身につけることで、地域企業の持続的な成長と発展に貢献できる実践力を養成します。なお、この研修は座学だけでなく、実際の企業データを用いたケーススタディやグループワークを多く取り入れ、受講者同士の知見共有も図りながら、現場で即座に活用できる実践的な内容となっています。
カリキュラム例
テーマ | 内容 |
基礎編:財務分析の基本概念 | ・財務分析の目的と意義 ・経営分析との違い ・定量分析と定性分析の特徴 ・分析に必要な基礎知識 |
基礎編:基本的な財務指標の理解 | ・損益分岐点売上高の計算方法と活用 ・変動費と固定費の区分方法 ・業種別の変動費率 |
実践編:重要財務指標の分析手法 | ・売上高増加率の算出と評価 ・営業利益率の分析 ・労働生産性の計算と改善 ・EBITDA有利子負債倍率の理解 |
実践編:経営改善への活用 | ・営業運転資本回転期間の短縮方法 ・自己資本比率の改善策 ・債務償還年数の考え方 ・具体的な改善提案の作成方法 |
実務編:ケーススタディ | ・業種別の分析事例 ・改善計画の立案演習 ・グループディスカッション |
実務編:アドバイザリースキル | ・分析結果の効果的な説明方法 ・経営者との対話技術 ・具体的な提案の組み立て方 ・フォローアップの方法 |
監事研修
狙いと目的
商工会の組織運営において、監事の役割は極めて重要な責務を担っています。本研修は、新任監事を対象に、商工会業務会計監査ガイドラインに基づく適切な監査手法の習得を主眼としています。具体的には、業務監査と会計監査の両面から、実践的なチェックポイントや監査技法を体系的に学んでいただきます。また、昨今の社会情勢を踏まえ、組織におけるコンプライアンスの重要性やハラスメント防止に関する理解も深めていただきます。これにより、監事として必要な法令順守の意識を高め、リスク管理の視点を養うとともに、商工会の健全な運営と発展に寄与する監査体制の確立を目指します。さらに、実例を交えた演習を通じて、実務に直結する知識とスキルを習得し、監事としての自信と責任感を持って職務を遂行できる人材の育成を図ります
カリキュラム例
タ イ ト ル | 内 容 | 研 修 方 法 |
商工会における監事とは何か | •監事や監査とはどのようなものを指すのか、理解しよう •商工会の組織体系を知り、監事の存在を確認しよう •監事の職務を理解しよう •会計監査と業務監査を把握しておこう •不祥事の事例から監事としての行動を考えてみよう(グループ討議) | 講義+演習(40~60分) |
ガイドラインなどを踏まえた 監事の実務 | •監事が通常行う実務を把握しておこう •監事が知っておくべき会計監査のチェックポイント •監事が知っておくべき業務監査のチェックポイント •収支決算書や貸借対照表から監事として確認することを検討してみよう(グループ討議) | 講義+演習(40~60分) |
監事とコンプライアンス順守 | •商工会の監事が知っておきたいコンプライアンスとは •コンプライアンス違反の種別を知っておこう •監事がコンプライアンス違反(特にハラスメント)にならないように注意しておきたいポイントとは | 講義(30~40分) |
情報セキュリティ対策の基本研修(AIツール対策を含みます)
目的と狙い
本研修の目的は、指導員が会員事業者に対して効果的な情報セキュリティ対策を指導できるスキルを身につけることです。セキュリティの基本や生成AI活用時のリスク管理、SNS利用時の注意点を体系的に学び、それを事業者の実務に即した形で指導できる能力を養成します。また、テレワークやデータ共有の際に求められる具体的な注意点や、社内セキュリティ教育の実践手法を習得することで、事業者のセキュリティ意識向上と実行力を高めるサポートが可能となります。これにより、会員事業者が安全かつ効率的な業務運営を実現できる環境を提供することを目指します。
カリキュラム例
タ イ ト ル | 内 容 |
セキュリティ対策の基本とは | ・あなたは大丈夫?セキュリティ対策の大きな誤解 ・パスワード管理の基本 ・セキュリティソフトの重要性 ・PCやスマートフォン使用時の注意点 ・有名なウィルス等について |
AIの情報セキュリティ対策を学ぶ | ・信頼できるAIサービスの見極め方 ・生成AI活用時の重要チェックポイント ・生成AI活用時のセキュリティ習慣 ・生成AI活用時の情報の扱い方 <ワーク> |
SNSとウェブサイト利用時の セキュリティ対策 | ・インターネット活用時の注意点 ・SNS活用時の注意点と炎上対策 ・WEBサイト活用時の注意点 ・検索時の注意点 <ワーク> |
人的事故を防ぐための注意点 | ・テレワーク時の注意点と対策例 ・社内データの扱い方について ・書類共有時の注意点 ・プライベートと業務の切り分けについての重要なポイント |
自社・自店のセキュリティ教育 | ・社内セキュリティ基本ルールについて ・情報を守るための具体策 ・トラブル発生時の対策作り |
コンプライアンス研修
目的と狙い
支援機関の経営指導員は、地域経済の発展と会員企業の持続的成長を支援する重要な役割を担っています。本研修は、経営指導員としての高い倫理観とコンプライアンス意識を醸成し、より信頼される支援機関として成長することを目指します。具体的には、コンプライアンスの基本的理解に加え、実際の違反事例の検証や対応策の習得を通じて、リスク管理能力の向上を図ります。また、ハラスメント防止や個人情報保護など、現代社会において特に重要性を増している課題への対応力を強化します。さらに、グループワークやロールプレイングを通じて、実践的なスキルを身につけることで、会員企業への適切な指導・助言が行えるよう、指導員としての総合的な資質向上を目指します。
カリキュラム例
テーマ | 内容 | 時間 |
オリエンテーション | ・研修の目的と概要 ・コンプライアンスの重要性 ・受講者自己紹介 | 30分 |
コンプライアンスの基礎 | ・コンプライアンスの定義と範囲 ・法令順守と倫理的行動 ・社会規範との関係 ・近年のコンプライアンス違反事例 | 60分 |
支援機関の役割と責任 | ・経営指導員としての使命・地域経済における立場 ・会員企業との関係性・指導における倫理的配慮 | 45分 |
リスクマネジメント | ・金銭管理の重要性 ・情報セキュリティ ・個人情報保護 ・内部統制システム | 45分 |
ハラスメント対策 | ・パワハラの6類型と事例 ・セクハラ防止 ・適切な指導方法 ・相談体制の整備 | 45分 |
グループ演習 | ・事例検討(4つの事例) ・グループディスカッション ・発表と講評、解決策の共有 | 60分 |
実践的対応演習 | ・ロールプレイング ・具体的な声掛けの練習 ・実践のポイント解説 | 45分 |
ハラスメント防止研修
目的と狙い
何故、ハラスメント研修は効果が無いのか?感動と言う言葉はありますが、知動と言う言葉はありません。多くの研修が実効(実行)を上げ得ないのは、単に知識として教えるに止まっているためです。弊社のハラスメント研修では、実際の判例とその背景等を紹介する事で実感を得る一方で講師の優れた話術による感動を経て法令遵守に向けて確実な行動を促しハラスメント防止を実現します。
コンプライアンスの一環として職場でのハラスメント(パワハラ・セクハラ)防止を義務付ける関連法が2019年5月29日の参院本会議で可決成立し、2020年6月大手企業を対象にスタート、2022年4月1日からは全ての企業が対象になりました。これまで明確な定義がなかったパワハラを「職場において行われる優越的な関係を背景とした言動」などと明記し企業名公表などの罰則規定も強化される可能性が高まっています。
企業の上位職にあってはコンプライアンス(ハラスメント)違反が会社人としての致命傷ともなりかねないことは、多数の事例・判例が明確に証明しています。一方で管理職を中心とした上位職の多くはベテランであり、ベテラン故の「慣れ」と「他所も、皆も」といった思い違いで致命的なコンプライアンス違反の陥穽にはまる事が少なくありません。会社を取り巻く環境が著しく変化する中で「コンプライアンス(ハラスメント)違反」に関する認識を改め、上位職としての正常なリーダーシップを発揮する事を目的とした研修です。
カリキュラム例
内容 | 研修方法 |
ベテラン(上位職)が陥る「恐い勘違い」による コンプライアンス(ハラスメント)違反 •ハラスメントの法制化と罰則そして加害当事者の受ける甚大な損失 •コンプライアンス(パワハラ・セクハラ)違反は自分と関係者に重篤な損害を及ぼす •行為者(加害者)が気づけないハラスメントの危険水域 •事例から見た、管理職のコンプライアンス(ハラスメント)違反の悲劇 •ビジネスマンとしての常識的なマナーから始まる「パワハラ・セクハラ」対策 •管理職(ベテラン)の慣れで陥る「パワハラ・セクハラの陥穽」、あなたの「今の常識」を疑え •超「ハラスメント防止対策」としてのリスペクト対応とは •ハラスメント防止に向けた正常なリーダーシップの発揮、他 • ※順不同 | 講義 |
管理職(上位職)によるハラスメント事例から 自分のハラスメント度をチェックして対策を考える •過去の行動を振り返り、チェックリストで自己チェックする •自らのコンプライアンス(ハラスメント)度を客観的に捉える | セルフチェック (演習) 講義後各自で 実施していただきます。 |
聴く力と課題解決のためのプレゼン能力の向上研修(1日版)
目的と狙い
地域経済の不確実性が高まる今、経営指導員には事業者の真の課題を見抜く力と、解決に向けた明確な道筋を示す能力が求められています。本研修では、事業者の声に真摯に耳を傾け、潜在的なニーズを引き出す傾聴スキルの習得を図ります。さらに、課題の本質を見極め、解決策を分かりやすく提示するためのプレゼンテーション技法を実践的に学びます。単なる表面的な提案に留まらず、事業者との信頼関係を構築しながら、具体的な成果につながる実践的なコミュニケーション力を養成します。経営指導員として、地域の事業者に寄り添い、共に課題解決に取り組む伴走型支援の実現を目指します。
カリキュラム例
タ イ ト ル | 内 容 | 研 修 方 法 |
地域事業者にとっての 指導員の役割とは? | •経営指導員は半歩先を見据える伴走者 •経営参謀としての役割が重要性を増している •事業者に気づかない課題を引き出す仕事 | 講義 |
ヒアリング(聴く力) | •ヒアリングを通じて、相手の心に潜む課題をあぶり出す •話しても良いと思われなければヒアリングは意味がない •信頼を得るための質問力 •SPIN話法を活用した質問と課題の引き出し方 •質問力を高めるワーク | 講義+ミニ個人ワークまたは演習 |
課題の整理と仮説設定 | •ヒアリングから得た情報の課題整理のポイント •情報整理のためのフレームワーク •提案に向けたAIを活用したアイデアの引き出し方•CHATGPTを使った、課題整理と提案素案(ワーク) | 講義+ミニ個人ワークまたは演習 |
効果的な プレゼンテーションと相談者とのコミュニケーション | •プレゼンは相手とのコミュニケーション手段である •PREP法やBEAF法を使ったプレゼン手法 •プレゼン資料づくりのポイント •プレゼンストーリーの作り方 | 講義+ミニ個人ワークまたは演習 |
①傾聴力向上研修(基本編)〜信頼関係構築と課題解決のための対話力強化プログラム〜
目的と狙い
不確実性が高まる経営環境の中で、中小企業の経営課題は複雑化・多様化しています。表面的な課題の背後には、経営者の想いや組織の課題、事業承継の問題など、さまざまな要因が絡み合っています。そうした状況下で、経営指導員や中小企業診断士には、単なる解決策の提示だけでなく、経営者との深い対話を通じて本質的な課題を見出し、共に解決策を探る「伴走型支援」が求められています。本研修は、支援現場で実践できる具体的なコミュニケーションスキルの習得に特化したプログラムです。自己理解から始まり、非言語コミュニケーション、傾聴力、質問力まで、体系的かつ実践的に学ぶことができます。グループワークやロールプレイングを中心とした参加型の演習を通じて、明日から使える実践的スキルが身につきます。経営者との信頼関係を深め、真の課題を引き出し、効果的な支援を実現するために必要なコミュニケーション力。それは、支援者としての価値を高める最も重要なスキルの一つです。2日間の研修で、支援力を確実に向上させる内容としております。
1日目カリキュラム
タ イ ト ル | 内 容 | 研 修 方 法 |
自己理解と コミュニケーションスタイル分析 | •他者を理解するための自己理解 •経営支援者に求められる基本姿勢 •支援者に求められる専門性・信頼・コミュニケーション •コミュニケーションの基本とスタイル •(ワーク)自分の日頃のコミュニケーションを見直す | 講義+個人ワーク |
非言語コミュニケーションの理解と実践 | •メラビアンの法則とハロー効果 •非言語コミュニケーションの重要性 •気をつけたい印象の要素 •見た目と声が与える大きな影響 •(ワーク)非言語コミュニケーションの重要性を体感する電話対応ワーク | 講義+演習 |
傾聴力の基礎理解 | •傾聴とは何か •傾聴がもたらす効果と信頼構築 •傾聴時に気をつけたい7つのルール •(ワーク)話を聞いてもらうことでの安心感を感じる | 講義+演習 |
相談ケーススタディ1日目のまとめ | •経営指導や相談時における傾聴力の活用 •ケーススタディに沿って相談する側・される側の気持ちを考える •(ワーク)ロールプレイングで相談の実践をしてみよう •1日目の振り返りと今後に活かす点を考える | 講義+演習 |
②傾聴力向上研修(応用編)〜信頼関係構築と課題解決のための対話力強化プログラム〜
2日目カリキュラム
タ イ ト ル | 内 容 | 研 修 方 法 |
質問力を上げて相手と 共創する信頼構築 | •質問力とは何か •効果的な質問で相手の本音を引き出す •質問の種類と特徴 •SPIN話法を活用した質問で気づきを与える •(ワーク)悩みを抱える同僚の本音をSPIN話法で引き出そう | 講義+演習 |
テキストコミュニケーションの基本と効果 | •文章のコミュニケーション力アップでより良い関係構築 •コミュニケーションの温度と正確性の違いを知る •必要なことは「共通認識」と思いやり •テキストコミュニケーションで気をつけたい8つのこと •(ワーク)伝えると伝わるの違いを考える •正しく伝わらなかったケーススタディから原因と伝わる文章を考えよう | 講義+演習 |
伝わりやすい話し方で コミュニケーションコストを下げる | •話したいことより伝わることが重要 •人が話を聞かなくなるポイントとは •PREP法などの伝わるテクニックを学ぶ •(ワーク)日常会話の見直しと正しく伝わる順番を見つける | 講義+演習 |
相談ケーススタディ2日間のまとめ | •2日目の学びを活かして経営指導や相談時におけるコミュニケーション力を高める •ケーススタディに沿って実際の経営相談時のロールプレイング •(ワーク)事例をもとに分析→面談計画を考え→ロールプレイングで学びを実践に活かす | 講義+演習 |
事業承継対策研修
目的と狙い
事業承継は、企業の持続的発展と地域経済の活力維持に不可欠な課題です。本研修では、2025年問題を踏まえ、経営者と後継者双方が前向きに取り組める事業承継の進め方を解説します。特に、経営資源の円滑な承継に向けた具体的なステップや、活用可能な支援施策の理解を深めます。また、財務・税務面の実務ポイントから、従業員や取引先との関係維持まで、実例を交えながら体系的に学びます。経営者の想いを次世代に確実に引き継ぎ、企業価値を高める事業承継の実現を目指します。
カリキュラム例
タ イ ト ル | 内 容 | 研 修 方 法 |
事業承継の本質と事業承継のすすめ方 | • 事業承継の現状 • 事業承継に対する現経営者の心理的な側面 • 後継者問題と後継者の育成 • 事業承継計画書の書き方 | オンライン講義+質疑応答 |
事業承継のお金の話 | • 承継相手によって「お金」の話は異なる • 更なる発展のためには余裕資金が必要 • 自社株式の評価と譲渡の話 • 経営承継円滑化法の活用方法 | オンライン講義+質疑応答 |
成功事例・失敗事例 経営指導員として対応 | • 具体的な相談事例 • 成功事例、失敗事例 • 経営指導員としての対応について• 簡単なワーク(今後のご自身の活動について) | オンライン講義+質疑応答+簡単なワーク |
テーマ別の経営指導の要点
目的と狙い
経営指導員として企業支援の質を高めるための総合的な実践力強化研修です。業界動向分析から具体的な支援手法まで、現代の経営課題に即した4つの重要テーマを体系的に学びます。特に、①業界別の課題分析と対策、②デジタルツールを活用したマーケット分析手法、③デジタルとアナログを組み合わせた効果的な販促戦略、④人材定着・育成のための具体的アプローチについて、講義とワークを通じて実践的なスキルを習得します。支援先企業の持続的な成長をサポートできる指導員の育成を目指します。
カリキュラム例
タ イ ト ル | 内 容 | 研修方法 |
各業界の現状と 課題分析 | ・中小企業全体の業況と注目されるキーワード ・アフターコロナにおける経営環境の変化 ・倒産が増えている業種とその課題 ・開業が増えている業種とその課題 ・中小企業が直面する課題とその対策 ・課題解決のための中小企業支援のポイント | 講義 ワーク |
マーケット分析の 手法と そのためのツール | •事前の調査で勝負が決まる、マーケット分析の重要性とポイント •パソコン一台でできるオンライン調査のメリット •ソーシャルメディアから顧客動向を分析する •自社のポジションや方向性の決定に重要なポイントとなる競合分析 •ウェブサイトのアクセスから顧客インサイトを掴む •デスクリサーチ、調査会社の活用 | 講義 ワーク |
デジタルツール販促と アナログ販促の効果的な 組み合わせ方・活用方法 | •「デジタル×アナログ」こそ販促は最大の真価を発揮する •今の時代の付加価値の作り方と顧客ターゲティング+N-1分析 •「売れるもの」から「売りたいもの」をうる時代へ! •「集める、溜める、売る、育てる」で考える販売促進戦略 •超実践アナログ販促(チラシなどの紙媒体、営業プロモーション) •超実践デジタル販促(SNS、動画、ECサイト) •販売促進で使える、各種補助金について | 講義 ワーク |
人材育成・定着と 社内環境整備 | •「人材育成の基本」とは?モチベーションの源泉【内的動機】を知る •マネジメントの本質は「人材育成」にあり! •定着を図るために一人ひとりのキャリア開発を支援する •社内環境整備の要諦(人材が定着するための人事評価制度とは?) •1on1は人材育成・定着を図る最強ツール! •人事評価制度としての面談演習と1on1ミーティングのロールプレイ演習 •人材育成に使える人材開発支援助成金について | 講義 演習 |
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