【経営指導員研修】ロカベン使いこなし研修 〜企業の強みを一緒に考える経営指導員をめざして〜

経営指導員向け研修セミナー・研修カリキュラム
ロカベン使いこなし研修

ロカベン使いこなし研修の狙い

本セミナーはローカルベンチマークをあまり詳しく知らない・まだ使ったことのない比較的若手の商工会議所・商工会職員様を対象と想定した経営指導員向け研修です。

存続している限りにおいて、どの企業も実は強みを持っています。ただし、自社の強みは気づきにくいということもよく聞く事実です。商工会議所・商工会の経営指導員は担当企業の強みがどこにあるのかを一緒に考えて、気づかせることも重要な業務の一つではないでしょうか。

企業の強みを再発見する際に使えるツールとして経済産業省がおすすめしているツールが「ローカルベンチマーク、通称ロカベン」です。

本研修では企業が強みを見つけることがいかに重要であるか、ロカベンはどのように使えるのかを支援機関の立場から一緒に考えて参ります。

また、ワークショップ/グループ討議を通じて、学んだ知識を具体的・実践的に取り組むための深い体得へとつなげ、明日からの行動変容を可能とする内容としています。自らの手で実際にロカベンを作ってみる作業も盛り込んでおりますので、受講者の皆さんのスキルの向上に直接つながり、明日からの経営指導に活きる実践型の経営指導員研修となっております。

カリキュラム例(5時間)

午前(2時間)は講義中心で、ロカベンが生まれた基礎的な背景やロカベンそのものの構成について、理解していただきます。昼休憩をはさんで、午後(3時間)はグループに分かれて、実際にロカベンのフォーマットを利用して、架空の企業のケースを作成して、シートごとの作成を経験していただきます。

プログラム内容
アイスブレイク・チームビルディング
支援企業の強みを
経営指導員が見える化させる!
・企業によって大事な自社の強み
・強みを活かすSWOT分析
 強み×機会だけで良い
・自社の強みは自分では気づきにくい
・支援機関がやるべきこと
 強みの可視化=自走へのスタート
ローカルベンチマーク
(ロカベン)とは?
・経済産業省のいう知的資産経営とは?
・会社の強みは知的資産にあり
・どうやって強みを見つけるか?
・ロカベンとは?
 -商流・業務フロー
 -4つの視点
 -財務分析
・併せて診る視点・定点観測、変化への気づき
ロカベンを作成してみよう1
業務フロー・商流シート編
・業務フローを知る
・個々のフローにおける自社の工夫
・自社の強みを再確認
ロカベンを作成してみよう2
4つの視点シート
・経営者、業務、企業を取り巻く環境、内部管理体制
・業務フロー、商流を別の観点から整理する
・整理することで明確化される強み
ロカベンを作成してみよう3
財務分析シート
・実際に財務内容を入力してみよう
・見えてくる当社の状況
・過去との推移、変化にも着目する
併せて診てみる・強みの明確化のポイント
・課題の明確化のポイント
クロージング・振り返り
・質疑応答

担当講師:井村正規

慶応義塾大学法学部政治学科卒業後、総合商社ニチメン株式会社(現双日株式会社)に入社。財務畑が長く、トレード/コーポ―レート/ストラクチャードファイナンス等の財務知見を活かし、米国、シンガポール、香港、中国での海外勤務を経験しました。人事総務、経営企画、会計、リスク管理などの管理部門業務全般を幅広く担当。2010年中小企業診断士登録。香港副社長、中国地域総支配人補佐とNo.2として経営トップを支えた経験を活かし多くの経営者の参謀役として好評を博しています。診断士試験合格直後に開設したブログ「中小企業診断士一発合格道場」は10年を超えて多くの受験生読者に愛され続ける神ブログに成長。WEBで認知を広げる手法にも一家言持っています。現在は幅広い分野での講演、研修を行いつつ、一人ひとりの経営者に寄り添える経営コンサルタントとして活躍しています。

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