後継ぎ事業承継で、変えるべきこと、変えてはいけないこと ~親の商売を引き継いだあなたの人生を最高に幸せにする方法~

講座概要

「古くして古きは滅び、新しくして新しきもまた滅ぶ、古くして新しきもののみ永遠不滅」という言葉をご存じでしょうか。成功のためには「変えるべきもの」と「変えてはならないもの」があることを示しています。

事業承継においても同様で、変えるべきは事業の“やり方”です。先代の頃のやり方を漫然と続けているだけでは、時代の変化に適応できません。一方、変えてはならないのは事業の“あり方”です。創業の頃より貫き、これまで顧客に支持されてきた“在り方”を捨ててしまっては事業の根っこを失います。これが「(在り方は)古くして(やり方は)新しきもののみ永遠不滅」の真意です。

本講演では、時代環境や顧客ニーズの変化から承継事業を棚卸し、変えるべきことと、変えてはならないことを明確にする方法を、成功事例を紹介しながら解説します。変えるべきものを変える「勇気」を、変えてはならないものを守り続ける「根気」を、そしてそれらを識別する「知恵」を伝授します。

カリキュラム

●概要編 90分
●基本編 120分~180分
●実践編 基本編+ワーク60分~

大項目細目
親から受け継いだ事業を
棚卸しする四つの視点
・事業の哲学・理念(Philosophy)は息づいているか?
・物語性豊かな商品(story-rich Product)はあるか?
・御社らしい個性・人柄(Personality)とは何か?
・お客様との絆(Promise)を固くするしくみはあるか?
未来のヒントは
現在の事実の中にある
・人口減少があなたの商圏からお客様を奪い続けている
・「安さ」から「価値」へ、「モノ」から「モノガタリ」へと変わる消費意識
・少子高齢化が加速させる顧客ニーズの劇的変化
・全国で大型ショッピングモールが「廃墟」になる近未来の成長分野
事例に見る
事業承継成功のポイント
①飯田屋(料理道具店)
 廃業寸前の家業を継いだ6代目が味わった失敗からの学び
②松葉屋家具店
 原点を創造的に革新することで生み出したヒット商品 ほか
今ある強みをさらに伸ばす
ベンチャー型事業承継のすすめ
・ベンチャー型事業承継の特徴と強み
・商いは「日に新た、日々に新た」こそ永続経営の要件
・幸せの青い鳥はすでにあなたの事業の中にいる理由
・小さく始めて大きく育てる社内創業のための四つの質問ワーク

講師

笹井清範

商業経営出版社㈱商業界の旗艦誌「商業界」で現場取材を重ね、2007年より編集長。取材対象は中小独立店から大手チェーンストア、小売業から飲食・サービス業、卸売業、メーカー、農業まで幅広い企業規模・業種を網羅。取材累計は25年で4000社を超え、そこに共通する“繁盛の法則”の体系化をライフワークとする。2020年、中小事業者と関わる人たちへの支援を目的に「商い未来研究所」設立。急速に進む人口減少・少子高齢・成熟化社会でも成長できる商人の育成を事業理念に、研修やコンサルティング、講演や執筆に取り組む。

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