事業承継の新しい形が日本へ(従業員承継実現モデル)

渋谷ブログ講師ブログ

ジャイロ総合コンサルティングの渋谷です。

皆様はチームシェアーズという会社をご存知でしょうか。
アメリカのベンチャー企業で今年に入り日本へ参入しました。
https://www.teamshares.co.jp/

企業を経営者から買い取り20年かけて
従業員の持株比率を80%に移行していくことで
従業員承継をスムーズに進めていくものです。

流れとしては、

①チームシェアーズが50歳以上で
事業承継をしたい中小企業を買収。
②買収後、従業員に株式10%を付与し、
新社長候補のトレーニングを開始する。
③20年以内にチームシェアーズが株式80%を
従業員に譲渡する。

これは第三者への売却による投資回収を目的とせず、
段階的に従業員に資本を受け渡していくビジネスモデル。

チームシェアーズは下記のようなことも約束しています。

①すべての従業員の雇用を維持し、二度と他社に売却しない。
②全従業員に対する勉強会を頻繁に実施。

自分が70歳になったら退くと宣言したとしても、
いざその年齢に近づくと反故になるケースも多いのが
現実です。そうした中、ある程度の年齢から
徐々に従業員に株式を譲っていくことで、経営者も
つねに事業承継を意識した経営に変化していく
可能性も高い。

アメリカでは非常に注目されているビジネスモデルですが、
もちろん日本で成功するかどうかは未知数です。

しかし、2025年問題(2025年までに中小企業127万社が
後継者不足で廃業の危機に迫られる)からもうかがえる
ように、事業承継が深刻な問題になりつつある今、
一つの可能性として、あるいは新たな事業承継の
モデルとして、検証する価値はありそうです。

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