SWOT分析を活用するポイントとは?
SWOT分析は本来やりたいことがあってから
SWOT分析って知っていますか。
経営コンサルタントが最もよく使うツール(コンサルタントの世界ではフレームワークとか言います)のひとつです。
思考をわかりやすくビジュアルで整理するためにコンサルタントが良く使っているものです。
具体的には、S=自社の強み、W=自社の弱み、O=機会、T=脅威、の4つから成り立ち、自社の資源を4つの分類しながら次の手を考えていくというものです。
強みと弱みは内的要因と呼ばれていて、組織内部の要因を整理します。
一方、機会や脅威は外的要因と呼ばれ、組織の外の出来事を整理します。
ですが、この手法は1920年代のハーバード・ビジネス・スクールで提唱されたモデルでありとてつもなく古い理論なわけです。
確かにわかりやすいモデルであることは確かですが、やり方を間違えているコンサルタントが多いのも事実です。
目標があるから活きてくる
創業塾や創業セミナーなどで度々登場してくるSWOT分析(当社のセミナーテキストにももちろんあります)。
これから創業する人にとって、SWOT分析というツールは、時折逆効果となってしまうケースがあります。
まずこれから創業したいと考えている人にとって、まだビジネスを始めていない段階(さらに言えばそもそも創業するテーマが決まっていない)でSWOTを行ったとしてもそれが強みなのか?弱みなのか?の判断はつきません。
例えば、インターネット関連で創業したいという場合は、ネットが苦手というものは弱みになるかもしれません。しかし飲食店を開業したいという人にとっては、ネットが苦手というものはそれほど弱みにはならないかも知れませんね。
何をすべきか?が決まった上で行うのがSWOT分析だと覚えておいてください。
しかもSWOT分析はあくまでも現状を整理し、他者に説明するためのツールと言えます。
SWOT分析を使って、新しいビジネスを作ったり、方向性を決めるなどには不向きと言えます。
ただし、自分自身の頭を整理する目的であれば非常に有効なツールですから活用してみてください。
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