強いつながりと弱いつながり

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ジャイロ総合コンサルティングの渋谷雄大です。
今日は山形県商工会連合会の創業塾です。

山形県商工会連合会「2018創業塾」開催のお知らせ | セミナー・研修・コンサルティングのジャイロ総合コンサルティング

人脈の種類

マーク・グラノヴェッターという方が、人脈について研究を行っています。
つながりには2種類あると言います。

弱いつながり
名刺交換やSNS上でのつながりなど比較的弱い関係性の人脈。

強いつながり
会社の同僚、家族、地域住民など関係性の強い人脈。

当然、強いつながりの方が良さそうに見えますが、
これが逆効果にもなり得ると分析されています。

つながりが強くなれば、
それだけ情報伝達が複雑になり、
人に情報が正確に伝わりにくくなるということです。

日本で言えば、
誰かの顔を立てれば、誰かの顔が立たず、の状況です。
社内のしがらみは強くなりすぎたつながりの弊害と言えますね。

人脈は強く、複雑になりすぎると、
硬直化し、新しいアイデアなどが生まれにくくなると言われます。

確かのそのとおりで、
はじめは気軽にはじめた会合がいつのまにか複雑な人間関係に呑まれ、
当初の目的から外れていくってことは良くあります。

もちろんそうなると、
なかなか当事者が気がつくことができず、
ドツボにハマっていくことも多い。

強いつながりの良さ

逆に強いつながりの良さもあります。
これは実行力を発揮するときに生きてきます。

アイデアを出すのは弱いつながりの方が良いのですが、
アイデアを実行する際には、強いつながりが必要となります。

強いつながりは、実行力を高めるための人脈と言えます。

たしかに、地域のお祭りって地元住民の強固なつながりで成り立っています。
どんな困難にも協力しながら突き進む姿です。

弱いつながりと強いつながりの必要性

今日は創業塾ですが、
創業者にはこの両面のつながりを持つ必要がありますね。

新しいアイデアを生み出していく人脈。
それを実行していくための人脈。

両面をしっかり意識しながら人とのつながりを作っていきましょう。

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