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理に情を添える

理に情を添える


強い思い入れは逆効果な場合もある

 

昨日(2018/06/09)はさいたま市産業創造財団主催の成功する創業スクールの4日目の講師として登壇させていただきました。

https://jairo.co.jp/new-seminar/4365

 

4日目は、創業者のためのブランディング戦略。創業者のためのSNS・IT活用法。創業者のためのチラシなどアナログ販促。の3テーマについて事例を中心に解説しました。

 

創業者の想い(理念)が活きる時

創業塾では想いが大切である、という趣旨の話をすることがあります。

もちろん創業するにあたって、自分自身の想いを持つことはとても大切です。想いを明確にすることのメリットは、事業が苦境に陥った時の踏ん張る力に繋がるからです。

当然ですが、事業というものはずーーっと順風満帆に進むわけではありませんね。

良い時もあれば、悪い時もあるわけです。

 

経営者の役割って極論を言えば、良い時はどうでも良くて、悪い時こそ経営者の力量が試されるんです。そういうギリギリの状況の時、自分自身の想い(信念)が明確な経営者は粘り続けることができます。

苦しい時は台風と同じです。

どんなに逆らっても勝てるものではありません。

それよりも亀のようにじっと耐えてやり過ごすことが必要なんですね。

そういう時っていうのはとても苦しい。

でもその苦しい時を堪えられるのは、自分自身に明確な理念が存在しているからなんです。

 

ですから、やはり想いはとても大切です。

ただし想い(理念)強すぎてマイナスになることも

ただし、想いは強すぎると視野を狭くしてしまうという大きなデメリットももたらします。

事業を柔軟に変化させていくことに支障を来たしてしまうことなんかもあるわけです。

自分の趣味や特技を仕事にする人に特に顕著に表れやすいのですが、この仕事はこうあるべきだ!という固定概念が強くなりすぎて、自分中心(自己満足)になりやすい傾向がみられます。

お客様中心ではなく、売り手中心になりやすいということです。

お客様からお金を頂く立場にもかかわらず、お客様への配慮が欠けてしまうわけです。

どんなに想いが強くとも、それを買ってくれるお客様が存在するからこそ事業は成り立つんです。

 

最近、何人かのうまくいっている経営者にお会いしたのですが、その方々の共通点が「自分の仕事があまり好きではない」という事です。

趣味を仕事にしている人は意外と少なく、嫌いだけどやっているという人までいました。

だからこそでしょうか。

彼らが口を揃えていうのが「客観的に冷静に見ることができる」という事です。

その事業が上手くいくか行かないかの判断も客観的に見ることができるし、撤退するにしても未練はないと言うんですね。

 

お客様に喜ばれない仕事をしているから、売れないし利益がでない。

どんなに素晴らしいものでも、お客様に受け入れられないのならば、それは自己満足に過ぎないと言うことのようです。

「たとえ、自分自身が好きになれなくても、お客様に受け入れられる仕事であれば一生懸命にやる。それが経営者というものです」と。

 

チラシなどの販促物も全く同じ

で、昨日は販売促進の講座でしたが、ここにも全く同じことが言えます。

チラシづくりにおいて最大の障害は、自分自身の思い入れだと思っています。

自分のこだわりを入れれば入れるほど、お客様が知りたいこととかけ離れてしまう人がいます。

完全に自己満足型のチラシができていきます。

 

だからチラシなどの販促物を作成する時には、いかに「他人事(ひとごと)」で居られるのか?ということが大切。

あなたはプロです。自分自身の事業に興味もあるし、深い知識も持っています。

でも、チラシを読む相手は「無関心な素人」なわけです。

そんな人にプロの知識をひけらかしても何の意味もありません。

創業者がどんな資格を持っているか、なんていうのも全く関係ありませんし知りたくありません。

それよりも私たちにどんなメリットをもたらしてくれるのか?を具体的に教えて欲しいだけです。

そしてそこに書かれている内容は正確で正しい内容なのか?嘘をつかれていないのか?

そんなことを知りたいのです。

 

創業者が入れたいと思う内容とお客様が知りたいと思う内容は全く別ものです。

だからこそ自分のこだわりはいったん脇に置いておいて、冷静にチラシの内容を判断すべきなんですね。

 

熱意と冷静さのバランスを取ることの重要性

このように経営者にとって、熱意と冷静さの2つをバランス良く持っておかなければならないわけです。

そしてその両方を状況に応じて使い分けるだけの自己コントロール力が必要です。

 

松下幸之助は「経営を進めていくときに大事なのは、事にあたってまず冷静に判断すること、それからそっと情を添えること。この順番が大切である。」と言っています。

「理に情を添える」くらいがちょうど良いんですね。

 

人間は情の生き物です。

だからこそ意識的に理の比率を高め、その上で少し情を添えることでちょうど良いバランスになるということです。

 

情だけでもダメですし、理だけでもダメ。

それぞれを併せ持つ人こそが経営者として必要な資質と言えるでしょう。

 

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