ビジネスモデル

ビジネスモデル

企業が行なう事業活動、あるいは事業構想を表現したものであり、
「儲けを生み出す」事業の枠組み、あるいは仕組みである。
次の3要素が必須となる。

○顧客
○顧客にとっての価値
○経営資源

第一の「顧客」とは、企業が商品・サービスを買っていただく対象(企業
であったり、個人であったりする)である。
第二の「顧客にとっての価値」とは、顧客に買っていただく根拠となる
ものである。なぜ買おうとするのか、価値が低いと売れないことになる。
第三の「経営資源」とは、自社のどのような資源(有形あるいは無形の資産)を、どのように使うかである。

ビジネスモデルは一般的に、事業計画書の中で記述されることになる
が、これは次のような目的で作成する。

○上場を目指す企業が、ベンチャーキャピタルなどに出資を募る
○新たな投資が必要な企業が、融資先の金融機関などに投資内容を
説明する
○新たな事業展開を図ろうとする企業が、社内外に広く新事業の
説明を行なう

要点は、上記の目的毎に、記述項目、記述内容や量は大きく異なる
ことになるが、一般的には図・チャートの形式で表現することが
望ましい。

我々コンサルタントが、企業を訪問してまず初めに着目するのは、
まず現状のビジネスモデルがどのようなものかである。経営コンサル
ティングを依頼しようと考える経営者は、何がしかの課題を抱えて
いるはずである。このような企業では多くの場合、ビジネスモデルに
何かの問題があると考えて良い。コンサルティングの第一歩は、
このビジネスモデルの再構築から始める。この際に着目するのが、
先に述べた、顧客、顧客にとっての価値、経営資源なのである。

昨今は、情報技術の進歩によって、顧客へのアプローチ手段や
サービス提供手段の多様性が顕著であり、旧来のビジネスモデルで
あっても、ネットワークや最新の情報端末を使用することで、新たな
ビジネスモデルが構築可能になったと言える。

 

 

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