起業創業の成功に大切なこと(第2回)

起業は商品やサービスをお客様が買い求めてこそ成功します。成功する起業についてお届け致します。

 

成功する起業は顧客満足が目的

失敗する起業は金儲けが先に立つ。成功者の多くはお客に喜ばれるのを目的にしており、利益はその結果として求める。

起業を成功に導くために、先ずは「成功する意志」そして「成功する環境」をつくる。

 

 成功する意志

ところで、「あなたはなぜ、起業したいのか」、この問いに明確に応えられないとしたら起業は勧められない。

起業し事業を持続させ成功に漕ぎつけた人のほとんどは明確に「成功する意志」というものを持っていた。意志とは何かといえば、あなたの意欲と志ということになる。それは、「何々のために、何々をすべき」ということではなく、「自分が何をやりたいか」を明確にすることなのである。そして、それは必ず社会のためになる、という思いが、志ということになる。

成功するという強い意志が、情熱となり、それが周囲に伝わり、周囲を熱くする。成功するという強い意志こそが起業期の困難を乗り越える力となる。

成功するという強い意志は目的を明確にし、そこから目標が見えてくる。その目標に沿って起業はスタートする。

起業するにあたっての本来的な目的は金ではない。「やりたいこと」と「幸せ」だと思いたい。

起業する人の4人に1人は60代以上といわれる。成功しているシニア起業家の多くは、自らの経験を活かすことで社会貢献を果たした結果として安定した経営を実現している。

金を目的に近寄ってくる人や会社に気を許すことはできないし、関係など持ちたくないというのが道理だろう。起業とは「自分の経験や好きなことを活かし、周囲を幸せにし、その結果として自分の幸せと利益が入る」ことだとしたら、起業ほど楽しいことはなかろう。

定年後に夫婦二人で始めた小さな喫茶店は、寂れた商店街の一角だったが、妻の得意料理を活かしたモーニングとランチが評判になり、地域の同年代のたまり場となった。店内にはお客と店主夫婦の笑い声が溢れ、夫婦はとても幸せそう。売上は月に60万円程度と低いが非常に安定しており、店主はこれ以上増やすつもりはないという。この店がやがて閉じる時、皆はとても惜しむだろう。これも幸せのうち。

失敗者は主観的で楽観的な計画を立て、実施段階に悲観に襲われ、周囲を遠ざける。成功者は悲観的に見て計画し、実施段階では楽観的な態度をくずさず周囲をまき込む。

 

成功する環境をつくる

当たり前のことだが、全てのビジネスは人間関係を軸にして成り立っている。成功する環境づくりとは、起業に先立ち自らの周囲に支援的かつ好意的な人間関係を築いておくことである。人は周囲に援けられて成功を手にし、成功を通じて人を援けるものだ。

親族・友人・知人の中には「あなたの起業にかける熱い思いを支援してあげたい」と考えている人は必ずいる。公的な支援機関では、業務として支援策を講じようとしてくれる。ただ、問題は「熱い思い」だけでは、相手には支援の手立ては分からないということだ。

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