コンサルタントは何をするか?

コンサルタントと呼ばれる人たちが多くいる。この人たちは何を行っている人たちなのだろうか。コンサルタントと称する人たちほど、その仕事内容が分かりにくい職業はないかもしれない。IT系コンサルタント、財務系コンサルタント、建設コンサルタントなど様々な種類がある。ある分野での専門家として、業務支援を支援先に属さず行う人たちを指すのだと思う。

例えば、私は化粧品の新商品開発を支援したことがある。もちろん私は化粧品の専門家でなない。支援先の化粧品メーカーの社員は化粧品の専門家である。このように専門家でない私が、その道の専門家に、その道に関わる業務支援できるのか。そんな素朴な疑問が生じる。

どのように化粧品を作るのか、どのような化粧品がトレンドになっているのか、お客様の反応はどのように収集できるのかなど、私はほとんど知らない。一方で化粧品メーカーの社員は、化粧品の専門家としてそのような情報を当たり前のように知っている。そんな私が社員を新商品開発の支援が可能なのか。私自身が未だに疑問に思っている。

私のコンサルティングでは、私自身は専門領域に入らない。では何を支援するのかと言えば、「業務プロセス」である。新商品開発だとすれば、その対象が化粧品であろうが、食品であろうが、電気製品であろうが大差はない。化粧品の専門家は、化粧品は良く知っているが、新商品開発のプロセスをよく知っているとは限らない。

新商品開発のプロセスとは、まずは新商品のアイデア出しから始まる。アイデア出しと言っても様々な手段がある。対象とする商品や市場に則して、最も相応しいアイデア出しの方法を選択し、まずは多数のアイデアを出す。私自身がアイデアを出す場合もあるが、専門家でない私が優れたアイデアを出せるはずがない。真に有望なアイデアは、支援先企業の第一線の社員である。その新商品アイデアを元に、新商品を発売するまでの業務プロセスを支援することが、私の一連の新商品開発コンサルティングの流れとなる。

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