BCP研修〜BCPの本質と策定のポイント 開催レポート

2024年1月25日に八戸地域サービス協議会で開催されました、
「BCP研修~BCPの本質と策定のポイント」の開催後リポートをお伝えします。

セミナーの目的

社会福祉事業者は、2024年4月までにすべての介護事業者はBCPを策定しなければなりません。介護事業という性質上、ひとたび自然災害や感染症が発生すると、介護サービス等を受けられなくなることによって、生命の危機を惹起せしめることになるからです。
お客様は、BCPに関する基本的な考えた方を学べること、加盟する各参加事業者のBCPに係る様々な課題に関する解決策を見出す、そして運用のポイントを知るというご要望がございました。
そこで、本セミナーでは下記を目的にしました。
1. BCPの意義と本質を理解すること
2. 社会福祉事業者に求められる役割を理解すること
3. 社会福祉事業者がBCPを策定・運用する際のポイントを理解すること
4. BCPの本質を理解したうえで、自組織の問題や課題に気付き、自組織のBCPのパフォーマンス改善に向けた気付きを得ること

社会福祉事業者になぜBCPが必要なのか?

そこで、セミナーでは、BCPの本質がわかるように、国際標準であるISO22301の定義から、BCPの目的を理解できるように説明しました。また、BCPの陥りがちな罠である、「策定したものの、作りっぱなしにならないこと」の重要性を伝えました。

社会福祉事業者にとってのBCP策定・運用のポイント

BCP策定のポイントについては、厚生労働省のガイドラインを参考しつつ、まずは、社会福祉事業が果たす社会的責任をきちんと把握することを出発のポイントにしました。厚生労働省では、自然災害とコロナウィルス感染症それぞれについてガイドラインを用意し、さらに、それぞれについて、入所、通所、訪問とそれぞれサービスごとに手引きを用意しているため、BCP策定は比較的容易と思われがちのところ、実はガイドラインと手引きが多種多様なため、一体何を基に作成したらいいのだろうか?と混乱している例が見受けられます。
そこで、ガイドラインの要点を把握できるように工夫しました。ガイドラインでは何が求められているのかを理解し、手引きでは、実際の記載イメージが伝わるように工夫しました。また、ポイントを絞って、自然災害とコロナウィルス感染症それぞれの特性に応じたBCPの在り方が理解できるように説明しました。

現場で具体的にイメージできるファシリテーションスキルを駆使

また、一方的に、ガイドラインで求められている内容や手引きの記載例を説明するだけでなく、具体的な状況をイメージしながら、その状況下で何が求められますか、また、だとしたら、BCPには何を、どのように記載しますか?と問いかけることによって、受講者が災害発生後の状況をイメージできるようにセミナーを進めするよう配慮しました。ファシリテーションスキルがあるからこそ、受講者にイメージして貰えたと考えています。受講者からは、こうした質問により、具体的にどのような状況になり、その際に具体的にどんな行動が求められるのかイメージすることができたとの意見や感想を頂戴しました。現場で使えるように、より実践的な内容になるように工夫した成果が出たのではないかと考えています。

グループワークで自組織のBCPの課題に対する気づきを得る

そして、最後は、グループで、自組織の課題を出し合い、共有しました。さらに、課題解決のためのヒントが得られるように、各グループの議論に参加してファシリテーションを行いました。このグループワークから、自組織の課題に改めて気づいた、他の組織の課題が自組織の課題解決のヒントになったなど、積極的な評価を頂いています。
また、セミナー終了後には有志で意見交換会がもたれ、BCP作成中だったが、研修を受けてもう一度細部を見直したい、フローを作成して訓練したい、実際に即した動きや人の配置を見直したい、といった前向きな発言が多くありました。

危機管理・防災・BCPコンサルタント(防災士) 木村正清

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