撤退戦略の話

渋谷ブログ講師ブログ

ジャイロ総合コンサルティングの渋谷です。
2024年も新年度に入りましたね。

春は別れの季節であり、出会いの季節。

当社でも新年度に入り、新しい出会い(お問い合わせ)
が増えてきています。

創業スクールも、新たな形としてスタート。
今日は撤退戦略の話です。

起業・創業を考えるうえで、撤退戦略の立案は
非常に重要な要素だと思います。

創業スクールで提供させていただく事前動画も
今年はフルリニューアルし、私自身も
撤退戦略について40分ほどお話しいたしました。

もちろん失敗を前提に考える必要はありませんが
成功した多くの創業者は何度か事業を撤退する
経験をしています。

ソニーの森田氏と井深氏が開発した電気炊飯器。
1945年に試作したものの、上手く炊けるほうが
稀だったため発売には至らなかったそうです。

失敗と感じたときに引けるかどうか?
これも経営者として重要な資質のひとつです。

サンクコストという心理的なハードルにより
ドツボにはまって挽回ができなくなる。
これが最悪のストーリー。
引くべき時に引き、次のチャンスを狙う。

そうした冷徹な判断をするためにも、
創業スクールにおいて撤退戦略を学ぶことの
メリットは大きいと思います。

ちなみに撤退判断についてですが、
上手くいかなくて、どうすれば分からなくなる。
そんな時はこう考えてみましょう。

原点に戻る。
当初の想定・計画は正しかったのか?
いまでも利益が出して継続する価値があると思える?
逆に、せっかく続けてきたのだから今更やめられない。
そんな理由であれば撤退すべきということです。

その他、資金面での撤退基準を決めておく。

撤退や失敗とはネガティブなものではなく、
次のチャンスを掴むための途中経過であり、
ポジティブな選択だということです。

そう捉えるのが、世の成功している経営者です。

これまでの創業スクールでは、
辻褄の合った成功する創業計画を作らせがち
だったのではないでしょうか。

100%成功する創業はありません。
上手くいかないときの撤退戦略も併せて考える。

そんな泥臭い創業スクールが
あっても良いのではないでしょうか。

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