DX化の意義はこれまでの業務の100%を変えてしまうことではない
ジャイロの渋谷です。
中小企業&ローカルのDX活用に関するLIVEセミナーを
4回シリーズで開催しました。
↓詳しくは下記をどうぞ(アーカイブ録画がございます)
https://jairo.co.jp/blog/12025
DXというと「自社の業務を100%変えなくてはけない」という
イメージをお持ちの事業者や地域が多いように感じています。
結果、自らハードルを上げてしまい、動けなくなっている。
でも実際のところ、現況の業務の中でも、そのほんの一部分
(利益率が上がる業務)をDX化させることが大切。
これまでやってきた仕事そのものを変えるのではなく、
今まで無駄だった業務を一部DX化させること。
例えば、営業をDX化させるとすれば、
地域の営業活動は従来どおりアナログ営業に戻す。
一方で、県をまたぐ案件についてはZoom営業に切り替える。
企画書のプレゼン(会社案内など)は、
社長自らが会社概要を説明した動画を撮影しYouTubeに
公開しておき、取引先に事前に見ておいてもらえれば
取引先のヒアリングなどにしっかり時間をさけるようになる。
営業活動ひとつとっても、営業のどの部分をDX化させるか?
どの部分は従来どおりやるのか? という作戦をしっかり考える
ことでDXはうまく稼働していくのではないでしょうか。
コロナが落ち着きつつある中で、100%コロナ前に戻すという
企業も増えてきている感じがしますが、原材料の高騰や
給料増が見込めない中での値上げによる消費意欲低下など
を考えると、コロナ前の売上・利益には戻らないと思います。
ですので、一部はアナログに戻すが、一部はデジタル化をする。
DX化によって利益に貢献する業務はどこか? を改めて整理し
作戦を立て直す時期ではないでしょうか。
状況が刻一刻と変化している時代です。
もとに戻すのではなく、変化に対応して作戦を軌道修正して
いきましょう。
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