「経営指導員のための伝わる会報誌セミナー」セミナーレポート
玉造商工会(宮城県)でのセミナーレポートをお届けいたします
2019年11月25日月曜日、玉造商工会(宮城県)の主催にて「経営指導員のための伝わる会報誌セミナー」を開催しました。内容を一部抜粋し、セミナーの様子をお伝えします。
セミナー概要
主催:玉造商工会
受講対象:玉造商工会の経営指導員他職員様 10名様
講師紹介
担当の腰高講師は、人材派遣会社から研修コンサルタント会社に勤務し、営業企画部マネージャーを務め、全国売上トップの実績を挙げました。その後、インターネットビジネスで独立開業し、研修会社を設立して昇進・昇格の個別指導に取り組みました。現在は、ジャイロ総合コンサルティング専務取締役兼コンサルタントとして活躍しております。経験に基づく深い洞察からお伝えする、マネジメント研修、営業研修、販促研修などを主な得意分野としています。
書体を変えるだけで、こんなにもイメージが変わる
チラシや会報誌に重要なのは、書かれている文字や文章だけではありません。私達は視覚情報から、多くのことを汲み取っています。
ゴシック体はクセがなく、インパクトがあるので使いやすいフォントです。カジュアルな雰囲気になるので、親しみを感じやすいメリットがあります。明朝体は線が細いためインパクトが薄くなりますが、上品さ、繊細さを感じさせるメリットがあります。高級感を出したい場合も、明朝体を選びます。毛筆調のフォントは、既存のフォントからは選べず個別にインストールする必要がありますが、日本的な和の雰囲気を出したり、格調高い雰囲気をアピールしたりすることに長けています。
ひきつける魅力は色使いが決め手
赤い色は感情を高揚させる作用があり、人をひきつけます。しかし広い面積を塗りつぶすと、品が損なわれて見えるため、全体の3割程度に収めるのが無難です。黄色は好奇心を刺激するため目を引きますが、まぶしい色なので、広い面積を塗りつぶすと目が疲れて敬遠されてしまいます。また黄色を多用すると、子供っぽく安っぽい印象になります。
色の組み合わせによっては文字が引き立ったり、ぼんやりと霞んで見えたりします。
目を引く写真やイラストで題材の世界観を伝える
商品やサービスを使用して楽しんでいる・喜んでいる、笑顔になっている人などの好意的なイメージの写真や、ほかほかと湯気を立てている食べ物、キンキンに冷えている飲み物などの温度感を想像させる画像は、人の五感に訴えやすく、購入した時のイメージを引き出しやすくなります。イラストや図形を使用することで、注目させたり、親しみやすさを感じさせたりする効果があります。
人の認知する情報は、視覚が最も優位
過去に行われたある実験では、人が知覚する情報は、視覚から受け取る情報が55%を占めており、言語情報はわずか7%という調査結果が出ています(メラビアンの法則)。人が視覚から受け取る情報は、それだけ割合が多いのです。言葉で多く表現するよりも、視覚的なイメージを付け加え、商品のイメージが伝わりやすいデザインを工夫した方が、伝えたい事柄がより効果的に伝わりやすくなります。
受講者様からはこのようなご感想をいただいております。
- 分かりやすい内容で面白かった
- 実践的なテクニックをいくつも教わったので、これからは会報誌をもっと伝わりやすく作れそうな気がしている
まとめ
具体的なサンプルから受ける印象の違いを確かめることで、色使いや書体、図形などの様々なデザインを活用することが、伝わりやすい誌面やチラシをつくるために、いかに重要かを実感しました。
本セミナーでは他にも、キャッチコピーやレイアウトの基本、テクニックなど、効果的なチラシ・誌面の作成に活用できる知識を、ふんだんに学んでいただきました。
弊社のセミナーでは、演習の時間を設け実際に取り組んでいただける、実践的なカリキュラムが特徴です。受講者様には、聞くだけと実際に取り組んでみるのとでは、全く違うことを実感していただけたのではないでしょうか? 知っていると差がつくチラシ・会報誌作成に、今後も弊社のセミナーをご活用ください。
(文章/スタッフ黒沢)
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