下諏訪商工会議所「Zoom活用ミニセミナー6回目Googleマイビジネスを読み解こう」~業績アップのための営業&販促の効果測定~

講師:雲丹亀真穂

前回は、Instagram実践講座としてSNS運用についてお話しさせて頂きました。本日は、「Googleマイビジネスを読み解こう~業績アップのための営業&販促の効果測定~」と題して、Googleマイビジネスについてお伝えさせて頂きます。

なぜGoogleマイビジネスが地元店舗の集客に有効なのか?

ここでは、Googleマイビジネスの機能と基本設定をお伝えしていきます。コロナ禍による出控えなどによって外出制限の規制緩和によって、これまで出来なかったことをしようという「リベンジ消費」をしていくという流れになっています。

このように、コロナが明けた後の「リベンジ消費」にむけて、今からGoogleマイビジネスを味方につけて、販促に差を付けていきましょう。

1.Googleマイビジネスとは

Google検索やGoogleマップなどで、さまざまなGoogleサービス上に、ビジネスや組織情報を表示して、管理するための無料ツールです。

①自社の店舗情報を登録でき

②かつGoogle検索やGoogleマップ上で

③情報表示ができてしまう

④無料ツール!

他店との差を付けるためにも、インサイトを分析しながら運用していくことが重要です。

Googleの直接検索と間接検索

ユーザーは、お店に行きたい時、探したい時は、直接検索や間接検索などを行っている

①直接検索 

「スターバックス 横浜西口店」など

パソコンやスマートフォンでも表示される

②間接検索 

「スターバックス 渋谷」など

検索時に地名や地域名を入れることを「ローカル検索」といいますが、Google検索をしている人は「すぐに行動」したがっています。

SNS集客は、「ファンをじわじわと育てて来店を促す」一方で、Googleでローカル検索する人は、目的が何かしらあって、即実現できる場所を探しているということからも、ユーザーの使い方を理解することが大切です。

例1:近くの美容院で髪を切りたい

例2:空港近くで、地元食材や名産を食べて帰りたい

例3:歯が痛むため、早く歯医者に行きたい

実際に間接検索をしてみよう

実際に参加者に間接検索をして頂きました。検索しながら、Googleマイビジネスで何ができるのか?を見ていきました。

①Googleマイビジネスが表示されたか?

②写真・口コミ・営業時間

Googleマイビジネスでなにができるのか?

①店舗の基本情報を掲載できる

②店舗の写真を掲載できる

③口コミの管理・返信をできる

④リアルタイムの情報を発信できいる

④インサイトなどの分析情報を閲覧できる

⑤無料のWebサイトを作成できる

Googleマイビジネスのメリット&デメリット

メリット

店舗情報を管理できる

ユーザーと交流できる

魅力をアピールできる

無料で集客できる

デメリット

口コミがすべて公開される

Google検索で表示される写真を指定できない→Googleのアルゴリズムで決まるため分からない

2.マイビジネスにお店を登録しよう:登録方法

登録前に確認したいことは、以下の通りです。

①Googleアカウントを取得しているかどうか

②Googleマイビジネスに地点登録がされているかどうか(必須)

※Googleマイビジネスは、第三者等によって、自分の店舗情報がすでに登録されていることがある。なぜなら、店舗情報はGoogleが自動登録したり、Googleマップなどから第三者が登録できるため。それに気づかずにGoogleマイビジネス登録を進めてしまうと、自分の店舗情報が重複してしまい。Google検索とGoogleマップにうまく表示されなくなる。そのため、すでに地点登録がされているかどうかをしっかりと確認しましょう。

①②を確認したらWebサイトから登録しましょう。

3.業績アップにつなげるための投稿・口コミ・写真

Googleマイビジネスは、ただ開設すればOKということではありません。

業績アップにつなげる3つのポイントとは

  1. 投稿
  2. 写真
  3. 口コミ

で他店と差を付けましょう。

①投稿(投稿方法)

「横浜元町 かばのおうどん」などの実例を挙げて説明しました。

Step.1 Googleマイビジネスにログイン

Step.2 投稿を選択

Step.3 投稿を作成 

最新情報・季節のメニューやイベント情報・キャンペーン・商品・予約やオンライン注文も可能です。

②写真

最新の写真をたくさん投稿することで評価される・検索上位に上がりやすいため、質よりも量を重視します。

③口コミ

Googleマイビジネスにおける口コミは、Googleアカウントを持っている人のレビューです。なるべく、口コミへは早めに返信しましょう。この場合、低評価へも誠実に対応することが大切です。また、不適切な口コミはオーナー側では削除できないため、Googleに報告してください。

4.分析機能「インサイト」で効果測定しよう

直接検索と間接検索では、間接検索が7割超えるような運用が理想とされます。

インサイトで分析できる8項目

  1. 検索クエリ(検索語句)
  2. 検索方法と検索数(直接検索・間接検索・ブランド名)
  3. 検索に利用したGoogleサービス(Google検索・Googleマップ検索)
  4. ユーザーの行動
  5. 通話数(曜日・時間帯)
  6. 写真の閲覧数(オーナー提供・ユーザー提供)
  7. 写真の枚数

CTR(クリック率)のかんたん算出法があるので、参考に試してみてください。

質疑応答

Q:Instagramの投稿や、FacebookやTwitter投稿などSNS投稿がたくさんありますが、いったいどこに比重を置けば良いでしょうか?

A:Googleマイビジネスの投稿は、ほかのSNSにシェアすることができます。今日せっかくGoogleマイビジネスの学びをしたので、初めてのGoogleマイビジネスでの投稿をしてみてはいかがでしょうか。1投稿後に、シェアボタンがあるのでそれでSNSシェアしてみてください。

SNSは、長く続けることがポイントで、頑張りすぎないということが長続きさせるコツです。SNSアカウントを複数持っていても、居心地の良い、扱いやすいアカウントをメインとしてしぼることも大切です。

検索や新規流入を目指す場合は、Instagramでのハッシュタグを活かすことがおすすめです。そこから、Facebookページや公式LINEに繋げてみてはいかがでしょうか。

Q:新規ユーザーを取り込むためにはどのSNSがおすすめですか?

A:Instagramにはマップ機能があるため、Googleマップに近いため、マップ上で店舗を表示できます。新規ユーザーを取り込んで検索上位を狙うには、Instagramがおすすめです。

Q:アカウントを2つ持っていますが、マップ上では1か所しか表示できないのですか?

A:Instagramアカウント1つにつき1つの場所、マップ上での表示できます。ビジネスアカウントにアップグレードすると住所入力によってマップ上表示できるので、ぜひ試してみてください。

Q:Googleマイビジネスにおいて、ユーザーと交流した方が良いですか?

A:ユーザーと交流しているか、情報を最新のものにしているかをGoogleアナリティクスで解析されているので、放置してしまうと検索上位に上がりにくくなってしまいます。ユーザーは返信の方を見ているため、返信もまめにした方が良いですね。入店側の気持ちになって対応することがおすすめです。

Q:返信はだいぶ前のものに対しても、伝わりますか?

A:Googleアカウントを持っている人が口コミを書けるので、返信があれば通知がいきます。

まとめ

以上、「Googleマイビジネスを読み解こう~業績アップのための営業&販促の効果測定~」と題して、Googleマイビジネスについてお伝えしました。

まずは、本日学びましたGoogleマイビジネスでの投稿と返信を始めてみるなど、スモールスタートしてみることがおすすめです。

また、商工会議所さん同士で「いいね」し合ったり、レビューし合ったりも良いですね。Instagramも、コメントし合ったり、いいねし合うことで検索上位やハッシュタグ検索上位に上がりやすくなります。

地域のInstagram運用の勝ちパターンともされています。フォロワーが付きやすかったり、検索上位に上がりやすかったりします。ぜひ、InstagramなどのSNS運用とGoogleマイビジネスの活用を実際に試してみてください。

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