カリキュラム一覧
-
1万分の1マーケティング▼
-
DX・AIセミナー▼
- 小さな会社のためのデジタル活用セミナー(DX・AI・SNSまるごと学べる)
- ちいさな会社のためのAI&ChatGPTセミナー 〜人が足りない!を解消して利益をUPさせる〜
- 環境変化に対応してチャンスを掴む!DX&AIデジタル活用で利益10%サバイバル塾
- 超初心者向けChatGPTをビジネス活用に活かす!
- IT導入補助金を使った業務効率化&売上アップセミナー
- IT用語やトレンドがわかる! DX検討に役立つIT基礎知識セミナー
- DX時代の集客に繋げる! デジタル販売促進
- DX時代のライブコマース活用術 〜新しい販促手段を使いこなそう〜
- カーボンニュートラルとDXへの取り組みセミナー
- デジタル営業強化セミナー 〜今日から使えるDX営業で成約率アップの極意〜
-
SNS・動画▼
- 小さな会社のためのデジタル活用セミナー(DX・AI・SNSまるごと学べる)
- リアルが戻った今がチャンス!Googleビジネスプロフィール活用セミナー
- 今さら聞けない!IT初心者さん向けInstagram活用&練習セミナー
- 映像ディレクター&カメラマンが講師! スマホで簡単 フォト&ムービー撮影テクニック講座
- 短尺動画を使いこなす!DX時代のTikTok活用セミナー
- IT導入補助金を使った業務効率化&売上アップセミナー
- 顧客が増える! DX時代のインスタライブ活用セミナー
- IT用語やトレンドがわかる! DX検討に役立つIT基礎知識セミナー
- DX時代の集客に繋げる! デジタル販売促進
- DX時代のライブコマース活用術 〜新しい販促手段を使いこなそう〜
- 女性がつなぐ新規顧客開拓 DX講座シリーズ
- 今日からはじめるInstagram活用セミナー
- X(旧Twitter)ビジネス活用セミナー
- 広告費0円 マスコミに取材されるチャンスをつかむ! プレスリリース書き方・活用講座
- 最新SNS活用セミナー【まだFacebookで止まっているの?最新Twitter&Instagram活用術とは?】
- ITマーケティングセミナー〜売上が確実にアップするITマーケティングの実際を学ぶ
- 採用に困らないIndeed活用!実践型セミナー
- ICTによる業務効率化セミナー
- 立ち上げから集客まで秘訣あり!売れるネットショップのつくり方セミナー
- タブレット&SNS IT活用セミナー
-
経営指導員向け研修▼
- 女性登用研修【経営指導員・事務局長研修】
- 【経営指導員向け】DXが地域経済活性化の決め手になる〜DX・AI・SNS・ライブコマース〜
- 創業支援担当者研修会【経営指導員向け研修】
- 【経営指導員研修】ロカベン使いこなし研修 〜企業の強みを一緒に考える経営指導員をめざして〜
- 商工会・商工会議所向けハラスメント防止研修〜ベテランの「慣れ」から自らを守る〜
- 【経営指導員研修】聴く力と課題解決のためのプレゼン能力向上研修
- 【経営指導員研修】10月以降のインボイス・電子帳簿保存法の実務ポイント研修
- ビジネスマッチング支援の進め方研修
- 役職員(経営指導員・支援員・職員向け)研修
- 小売・サービス業支援に関する基礎知識(経営指導員研修)
- 補助金申請支援研修(持続化補助金)
- リーダー育成セミナー
- インバスケット演習セミナー(経営指導員向け・管理者向け)
- ワンランク上の経営指導を目指して(経営指導員研修)
-
事業承継セミナー▼
-
展示会・商談会▼
-
インバウンド対策▼
-
事業再構築セミナー▼
-
営業強化セミナー▼
-
財務・会計・補助金・助成金▼
- 小さな会社のための経営分析セミナー 〜ローカルベンチマークを使った経営分析〜
- インボイス・電子帳簿保存法セミナー 〜2023年直前対策〜
- IT導入補助金を使った業務効率化&売上アップセミナー
- 2023最新経営者のための電子帳簿保存法セミナー 〜止まらないデジタル化への対応〜
- 2023最新インボイスセミナー ~そろそろ対策を考えないと!と考えている免税事業者向け~
- ゼロゼロ融資の据置期間終了に際して知っておきたい、会社の数字のツボセミナー
- 起業・創業セミナー 〜副業初心者が知っておきたい!副業の決算と確定申告の基本〜
- 後継者が知っておくべき会社の数字のポイントセミナー ~やっぱり数字に強い社長と言われたい!~
- 2023年末に心配したくない事業者の方向け 今から知っておきたい電子帳簿保存法セミナー
- 苦手な方だからこそ早めに知っておきたいIT導入補助金のキホンセミナー
- アフターコロナに向けた財務改善セミナー(価格戦略・資金繰り・インボイス制度)
- 補助金申請支援研修(持続化補助金)
-
販路開拓セミナー▼
-
販促・マーケティングセミナー▼
- 小さな会社のためのデジタル活用セミナー(DX・AI・SNSまるごと学べる)
- 1/10,000マーケティングセミナー(事業環境変化対応型支援事業)
- 超初心者向けChatGPTをビジネス活用に活かす!
- 売れる人がやっているたった四つの繁盛の法則 ~「中小」「地方」「B級立地」はあなたならではの価値に変えられる~
- 今さら聞けない!IT初心者さん向けInstagram活用&練習セミナー
- 映像ディレクター&カメラマンが講師! スマホで簡単 フォト&ムービー撮影テクニック講座
- 短尺動画を使いこなす!DX時代のTikTok活用セミナー
- デジタル化時代を逆手に取る! アナログならではの販売促進
- 見やすい発信に繋げるカラーユニバーサルデザイン講座
- 顧客が増える! DX時代のインスタライブ活用セミナー
- 「知られるチカラ」を身につける情報発信力養成セミナー
- DX時代の集客に繋げる! デジタル販売促進
- 下請けに加えて、「隙間商品」で稼ごう!
- SNS時代のSNSに頼らないほったらかし型デジタル販促
- 誰でも簡単! 集客力を高めるデザイン力アップCanva講座
- DX時代のライブコマース活用術 〜新しい販促手段を使いこなそう〜
- HACCPの基本セミナー
- 資金・人脈・経験なしでも大丈夫!副業から安定収益を作る!ゼロ創業セミナー
- 売れる会社がやっているたった四つの繁盛の法則 〜成熟経済・少子高齢・人口減少下でも、小さな店や会社が繁盛できる!〜
- 地域中小企業のためのデジタルマーケティング戦略セミナー
- 今日からはじめるInstagram活用セミナー
- 展示会・商談会への出店支援研修
- 広告費0円 マスコミに取材されるチャンスをつかむ! プレスリリース書き方・活用講座
- 「繁盛店が必ずやっているチラシ最強のルールとは?」販促チラシ超実践講座
- プレミアム商品券セミナー
- 商店街地域活性化セミナー 〜もう一度あの頃の活気あふれる商店街を〜
- 工務店向け営業強化セミナー
- 販促チラシセミナー・塾〜次々と問合せが舞い込むチラシ術〜
- 地方企業発の販路開拓へ向けた経営支援(経営指導員研修)
- 売れるマーケティングセミナー
- 新販路開拓超実践セミナー
-
アナログ販促▼
-
新入社員研修▼
-
マネジメントセミナー▼
-
メンタルヘルス・ハラスメント▼
-
リスクマネジメントセミナー▼
- BCP(事業継続計画)研修
- 2時間でわかるストレス対処法 ~わかりやすくて、明日から実践できる。幸せに働き、自分を守る方法!~
- コスト0でパフォーマンスUP!従業員と顧客の幸福度を上げる! 【ウェルビーイング基礎研修】
- 事業の発展に欠かせない、経営者の健康管理
- 小さな会社の事業計画セミナー
- 見やすい発信に繋げるカラーユニバーサルデザイン講座
- 備えの有無が企業の存続を左右する 情報セキュリティ事故 準備・対応セミナー
- IT用語やトレンドがわかる! DX検討に役立つIT基礎知識セミナー
- 2時間でわかるSDGsセミナー ~わかりやすくて、今日から実践できる。子供たちの時代を守るために!~
- ウェルビーイング経営講座
- HACCPの基本セミナー
-
人材採用・人材育成▼
-
CS・接遇・マナーセミナー▼
-
業務スキルアップセミナー▼
-
経営革新セミナー▼
-
自己啓発▼
顧客視点の販売能力とは(2)
販売員の販売能力
抜群の商品知識
現在の販売員の販売能力を著者の実体験を基に考察してみる。著者は職業柄、各地で講演活動を行っているが、その際には自らの活動内容を後日整理するためにデジタルカメラで写真撮影を行っている。
最近、コンパクトデジタルカメラ(以下、デジカメ)の調子が思わしくないため、デジカメの買い替えを決意した。
デジカメと言えば、現在、市場にはあらゆる製品が出回っている。また、顧客の主な購入先は家電量販店であり、各企業がしのぎを削る激戦業界でもある。販売員の販売能力を調査する意味ではこの上ない設定である。著者はデジカメに関してはほとんど知識が無く、利用目的と予算が決まっているのみである。そのような状況にある顧客も実際には多いことだろう。
購入動機としては、現在利用しているデジカメの調子が悪く、利用目的は講演時に撮影するために必要である。講演の写真であるから自分で撮影する訳でもなく、普段はほとんど使わない。予算は1万5千円から2万円である。著者はデジカメを現実に購入しようとして店舗に訪れている。この条件で、実際に家電量販店を回って調査した内容を整理したものが、図表1である。
図表1
この調査の意図するところは、販売員がどこまで顧客視点に立って顧客が望む商品を提案、あるいは提供することが出来るかを調査することである。つまり、著者のニーズを満たす商品をいかに的確に紹介してくれるかどうかがポイントである。結論から言えば、著者は今回デジカメをどの店舗でも買わなかった。いや、買う気にならなかったというのが実情である。
顧客の購買行動を考えた場合、著者もそうだったように、まずは価格に目が行く。その上で、大まかな価格帯を判断し、予算に見合う範囲で選択したデジカメを重点的に見る。そして、さらに色やスタイルなどで感覚的に判断した後、ある程度絞り込み、実際に手にとって触ってみる。その後、販売員を呼ぶとい う流れを辿る。そこで、販売員に対する顧客からの質問はおよそ3パターンが考えられる。
まず第1は、価格について聞くものである。これは、主にその商品の購入を決めている顧客が多いと一見すると思いがちである。しかし、必ずしもそうではない。なぜならば、この聞き方が販売員に対して最も顧客が聞きやすい典型的な質問であるからである。この種の質問をした場合の販売員の反応は、確かに価格についての詳細な説明をしてくれたものの、その商品の購入意志が既にこちらにあると決め付けている感があった。現時点では著者はまだ商品の選択に迷っている状況である。
第2の質問は、その商品に興味がある前提で販売員に商品の詳細を聞くものである。これも、顧客からの質問としては多いパターンであろう。この質問をした場合、販売員はこと細かに商品の性能、機能、その他あらゆる情報を提供してくれた。しかし、現時点では著者はこの商品を買うとは決めていない。(その商品にある程度は絞っているが、まだ自分に最適の商品か迷っている状況である)
第3の質問は、どの商品が最も自分の利用目的と一致し、予算の範囲内でベストな商品を選択できるかを問う質問である。この場合、販売員は私が指差すX商品ではなく、目的に沿った商品を理由とともにしっかりと説明してくれた。ここで注目すべき点は、第1および第2の質問の際には、販売員からの一方的な説明に終始する傾向があったものの、第3の質問の場合には、販売員からも著者に対して具体的な質問があったことである。販売員自らが積極的に著者(顧客)の情報収集を行っていた。中には、自分がある商品を実際に使っていて、とても使いやすいなど踏み込んだ情報を与えてくれる販売員も多かった。
以上を整理するならば、確かに販売員の商品知識はレベルの高いものとなっている。そして、それ以外の周辺情報や各種の情報も正確かつ豊富に持ち合わせている。一方で、それを引き出すためには、顧客側が販売員に対して適切な質問をしない限り難しい。なぜならば、販売員は顧客が口に出した質問は、顧客が本当にそれについて知りたいと思っている、と錯覚している様子が伺えるからである。しかし、著者の口から出た質問は、その真意とは無関係に、単純に販売員に聞きやすいというレベルからの内容であった。このような傾向はあらゆる業種で当てはまる。実際に、電話での問い合わせなどは価格を聞くものが多数を占める。しかし、顧客は電話で価格のみを本当に聞きたいのだろうか。
コミュニケーション能力
近年、若者を中心にコミュニケーション能力が欠如していると言われる。その是非は別として、少なくても昔に比べれば、人間同士のコミュニケーションの意識は薄くなり、場も減っているのは事実である。それは、ゲームやITの普及といったものや、価値観の変化や多様化と言ったものまでいくつもの要因が重なるものである。
インターネットで商品を購入する理由のひとつに、「購入者の商品の評価が分かるから」が挙げられている。これは、インターネットの普及により情報収集が容易になったという理由もあるが、それ以上にコミュニケーション能力の低下を示唆するものだとも考えられる。例えばデジカメであれば、実際に店舗に行って、実物を見て、触って、そして販売員に使い心地や感想を直接聞きたいものである。しかし、顧客のコミュニケーション能力が低下しているとすれば、実際の販売員とのやりとりはむしろ面倒になってしまう。それが、「店員対応がなく、煩わしくないから」という理由で説明されている。
しかし、著者が実際に店舗に行って感じたことは、販売員もコミュニケーション能力に欠けている、という事実である。コミュニケーションとは、簡単に言えば「意思疎通」のことであるが、販売員は著者がどのデジカメを買おうか迷っていることを引き出すことができていない。つまり、真の顧客ニーズを正確に把握できていない。いや、把握しようとしていない。圧倒的な商品知識などの情報量を持っていながらも、顧客の欲しい情報に的確に答えることができていないのである。
だとしたら、利口な顧客は、自ら欲しい情報について販売員を介さずに、インターネットのクチコミ情報などから収集しようとするだろう。
結果的に、店舗に足を運び実物はしっかりと見るが、そこでは買わずにインターネットで購入するという購買行動のプロセスを踏むことになる。店舗には豊富な商品が並び、販売員にも十分な商品知識や提案知識があるにもかかわらず、顧客は「自分のことを分かってくれない」販売員に見切りをつけ、インターネットの情報を頼ることになるのだ。
質問のスキル
販売員と顧客の間にある知識量の差は圧倒的である。販売員が熱心に商品知識を自助努力で補強しているのはとても良いことである。
しかし、その知識を的確に活かすことができているのか、という意味では疑問が残る。
顧客のコミュニケーション能力の低下が顕著である以上、顧客の欲しい情報に的を射て提供するのは販売員の役目である。販売員の販売能力を、「顧客視点で捉え、顧客が物を買いやすい情報提供能力あるいは情報媒介能力」と定義した。確かに、現在の販売員はその豊富な知識で情報提供能力は格段に優れている。
一方で、販売員は顧客が望む(顧客が物を買いやすい)情報提供をしていない、という事実も明らかだ。それは、顧客の質問のスキル(自分が欲しい情報を的確に答えてくれるような質問を投げかける能力)の低下と相俟って、販売員の質問のスキルも低下していることが最大の原因である。そもそも情報提供をするのであれば、顧客が何を知りたいのかを明確にした上で的確な情報を提供することが必要である。
著者のデジカメ購入時における販売員の対応調査では、著者が発した質問内容をそのまま顧客の知りたいことと捉える傾向が見て取れた。
しかし、発した質問のほとんどは言わば挨拶にも似た質問内容であったのである。だとしたら、販売員は例え金額に関する質問があったとしても、「価格についてのご質問ですが、そもそも今回はどのようなデジカメをお探しでしょうか?」と顧客に質問し直しても良いはずである。そうすることで、顧客が知りたいことを正確に掴むことができるし、顧客も自分が知りたいことをいろいろ気軽に質問できるようになる。
参考文献
○「販売士検定試験2級ハンドブック」株式会社カリアック発行
○「平成19年通信利用動向調査報告書」総務省
○「平成19年度我が国のIT利活用に関する調査研究事業(電子
商取引に関する市場調査)報告書」経済産業省