メーカーならではのマーケティング思考の難しさ
こんにちは!
先日紹介した事例「マーケティング基礎」にお邪魔した際、前職のことと重なり耳の痛い話を聞きました。
クライアント様が私の前職と同様メーカー様だったので、親近感を持ちながら挑んだのですが、やはり予想通り「ウンウン、わかるな〜」と頷きながら聞き入ってしまいました。
メーカーあるある?
はい、メーカーにはよくある光景かもしれませんね。
それは、「営業部と商品開発部」の認識のズレです。
・商品開発部????「こんなに良いものを作ったんだ」という自負がありますし、
・営業????「お客さん(バイヤーなど)はこんな事を望んでいるのに」「こうしてくれないと棚割に入れてもらえない(つまり扱ってもらえない)
と、お互いに自分の立場でものを考えがちです。もちろんはそれは致し方ないし、必然な事だと思います。
ですが、前職を通して私が感じたのは、「せっかく中身は良品なものを作っても、その良さを営業に伝えきれなかったり、営業が聞く耳を持てなかったり、はたまた誤認識していたりする」事でした。
また、これも前職の話ですが、開発部は店頭へ自分の手がけた商品を確認しに行ったり現場の声を聞けば良いのに、と常々思っていたものです。
自社に籠って開発していると他社の情報に疎くなりがちです。
そうではなく、外に出て「どんな商品が競合になるのか」「他社はどんなパッケージに工夫しているのか」「ライバル社は単価いくらに設定しているのか」など、自社を含めそれを取り巻く業界全体を把握するように取り組めばもっとより良いものが出来たのかもしれないと。
営業も営業で、クライアントからの要望や相談事を、あまり商品開発へフィードバックしなかった記憶があり、これも大変もったいない事だなと思うのです。
お互いに有益な情報を持っているのに、上手く共有できていない歯がゆさ。
そういった意味でも、当該のセミナーは受講者を「営業と開発部」の皆さんを一緒に混ぜた点が大変有効なスタイルだったんではないかと思います。
そのように組んでくださった担当者様、お流石です。
モノ思考→マーケティング思考へ
動画で腰高講師も話している通り、本来「マーケティング」とは「ユーザー」の「ニーズ」を最優先する必要があります。
ところがメーカーだと、つい自社品に自信がある(愛がある)だけに「商品ありき」でそこから想起してターゲットを決めたりマーケティングに入るケースがあるでしょう(前職は割とそうでした)。
実際に使用するのは消費者です。
社員ではありませんね。
ニーズ・ウォンツについて、今一度考えて見たいものです。
最後に
当該セミナーの後半(2回目)では、このニーズやウォンツについて深く掘り下げて考察して行きますので、続編もお楽しみに!
最後までありがとうございました。
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