仕事効率を最大化する3つの無化 ~「1/10,000マーケティング」理論の序説(10)
前回の記事は↓
例えば、岡山市の中小製造業が自社製品の販路拡大を
目指して東京に新たな取引先を探そうと実際に出向く
事になった場面を考えてみよう。
岡山から営業マンが一人で出かけたとしても、交通費
だけで往復3万5千円はかかる。
時間的には往復すれば6時間を超え、営業正味時間は
非常に少なくなり営業効果は下がる。だからと言って
泊まる事になればプラス1万円ということになり、
営業コストはかなりのモノになってしまう。
今どき、他社との競合と考えると新規営業はおいそれとは
成功しない。しかし、営業無しには新た取引先は増やせない
といったジレンマが生じてしまう。
最近は営業を確実にするためのチーム営業が注目されている。
新たな取引先に対して営業担当者と技術担当そして
適正なコスト交渉に向けて経理担当も同行すべきだ。
しかし、これでは先の計算の三倍のコストになってしまう。
とてもじゃないが無理という事になり営業不振が解消できない。
しかし、これをDX対応「スクリーン(PC、スマホ、
各種タブレットの画面)を通じた営業」に変えると、
営業担当者は事務所から、技術担当者は工場内から、
経理担当者は経理室からリアルタイムでそれぞれ現場から
参加可能となり、交通宿泊のコストは0、移動する時間の
ロスは0、となり、三者で密度の高い営業対応ができて
成約率は大幅に高くなる。
売上は上がり、コストが大幅に下がる、という訳だ。
すなわち、DXに取り組むことで
●時間が無化される
リモート営業で岡山から東京に向かう時間がほぼ0になる。
そしてコスト面も限りなく0となり、収益性は飛躍的に高まる。
●距離が無化される
移動に要する距離的な問題はほぼ解消し、何処からでも、
何処へでも対応できる。
要するに、DXによって、物理的な場所に制限されずにビジネスを
展開することも可能になり、ローカル・中小企業の活躍の場は
飛躍的に広がったのである。
●規模が無化される
規模とか立地といった従来的な価値・信用性はそれほど重要な
ものではなくなり、むしろ業務内容や技術精度や企業の姿勢が
評価される。
以上を考えても、ローカル・中小企業にとってDXは欠かす事の
できない重要事項と理解すべきと思われる。
してみると、今やDXはローカル・中小企業の最強の味方
ということになる。

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