成功した経営者の多くが「最初はみんな反対したんだよね」だからうまくいくのがビジネス。
ジャイロ総合コンサルティングの渋谷です。
様々な経営者の話を伺うとでてくる言葉「実はこのビジネスって立ち上げるとき、みんなから反対されたんだよね」。逆に、「このビジネスってみんなから賛成されてたんだよね。」という話はあまり聞かないと思います。
みんなから賛成されるようなビジネスとは、どこかに存在しているビジネスと言えます。反対されるビジネスというのは、世の中に存在していないようなビジネスの可能性があるということです。
それこそ究極の差別化と言えます。
ただし、当然失敗確率は高くなります。
社長、「また失敗しましたよ!」「どうせ失敗しますよ!」「うまくいきっこありません!」「リスクが大きすぎます!」「もう少し確実に!」なんて言葉や裏側で愚痴を言われることもあるでしょう。
ビジネスは失敗することのほうが多く、その中でいくつかが成功すれば御の字。
戦略と戦術
戦略は社長担当。戦術は社員担当。だと思っています。
私なりの定義ですが、戦略は、数年先に落ちているだろう新たな客層やサービスを探す仕事。
戦術は、今いるお客様に喜んでもらい、直近の売上を獲得する仕事。
社長が戦略を担当する理由は、数年先の新たなビジネスを生み出すわけですから、失敗が多くなるのは当然。でも数年先のリスクを社員に負わせることは酷だし、失敗を経験させることも違う。数年先の責任を取れるのは原則、経営者だけだと思っています。
逆に、現場で仕事をしている社員には、目の前の顧客や営業活動、接客活動に責任を持って対応してもらいたいわけです。
社長の役割と、社員の役割は当然異なりますし、それぞれがその役割を理解して行動することが非常に重要になってきます。
社長の道楽、みたいに見える事業も多いかもしれません。だからこそ反対するわけですが、まだ芽が出ていない状態の畑を耕しているのと同じで、ただの土を掘り起こしているようにしか見えない。社長には、この土には種が埋まっていて、大切に育てているとしても。
見えていない可能性を探れるのは社長であり、その失敗リスクを負えるのは社長だけ。だから社長は道楽と見られたとしても、失敗しますよ。と言われても将来の芽に水をあげる必要があるのだと思います。
創業スクールでも、そのようなお話をさせていただきますが、人から反対されるビジネスこそ、これから起業する人が取り組むべき事業です。起業家がつくるビジネスは宝探しと同じで、何箇所も土を掘り起こし、失敗を繰り返しながら成功を手繰り寄せるからこそ面白みがあるといえます。
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