afterコロナに向けて飲食サービスの「人手確保」が大きな課題

大木ブログ講師ブログ

■「人出が増えて人手が足りない」悲鳴が上がる飲食サービス業
コロナが一段落の傾向を見せる中、飲食サービス業では働き手の需要に対して
採用が追い付いておらず、人手不足はますます顕著となっています。
その一方で「過重労働」が問題になっています。
実際に牛丼チェーン「すき家」ではパート従業員の女性(58才当時)が
ワンオペと呼ばれる1人勤務中に倒れ、その後死亡していたことが分かり、
ワンオペ業務体制を廃止せざるを得なくなり、結果的に人員採用を
増加せざるを得えない状況となってしまいました。

飲食サービス業界では人手確保に向けて賃金を上げて募集する傾向が
強まっています。実際に飲食サービス業では三大都市圏(首都圏、東海、
関西)の5月のアルバイト・パート募集時の平均時給は前年同月比46円高い
1,055円(リクルート調査)となり大手チェーン店を中心に非正規の時給を
先行して上げている状況です。

しかし、パート・アルバイトといった非正規者の多くは入れ替えが激しく、
せっかく金と時間をかけて教育しても長続きしないケースが少なくないのが
実情のようです。地域の飲食サービス業はやっとafterコロナが見えつつある
中で食材料の値上がり、頼みの綱の非正規雇用者の時給高騰と採用難と
トリプルパンチの状況です。

■対策は録画研修でのスタッフ一人当たりの能力向上と意欲向上
地域型の中小飲食サービス業にとってアルバイト・パートの非正規雇用を
如何に効率的かつ長期的に雇用できるかは、回復期に向かう中で業績改善に
向けた大きなポイントになります。そうした中で動画による低コストで
高効率の非正規社員のトレーニングとモチベーションが見直されています。
例えば、15分のお店紹介、15分で分かる業務の手順、15分で分かる
お客様に感謝される接客と15分単位でスマホ・タブレット・PCで見られる
動画をユーチューブにアップして採用予定者に見てもらい、職場と業務の
あらましを理解してもらい安心して仕事をしてもらうことが、
アルバイト・パートの就労意欲と業務継続意欲を高めるポイントになります。


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