【厚木商工会議所主催】「2022年度 原油高・原材料価格 高騰対策 オンラインセミナー」開催のお知らせ
地域企業を取り巻く経済環境が目まぐるしく変化し小規模事業者の業況に多大な影響を及ぼしております。
原材料費等コスト上昇への対応策として、価格戦略、販路開拓など、事業者が検討しなければならないことが増加するなかで実際に有効性の高い対策が講じられていないのが現状です。
本セミナーでは、このような原材料高騰等の経営課題を抱える事業者に対し、課題対応への具体策についてわかりやすく、実効性の高い内容を学ぶことができます。
セミナー詳細
お申し込み方法
厚木商工会議所日時 | 1 月 27 日・(金)・2月7 日(火)・2 月 20 日(月) 15:00~17:00 |
会場 | Zoomを使ったオンライン |
担当講師 | ジャイロ総合コンサルティング 大木 ヒロシ(おおき ひろし) ジャイロ総合コンサルティング 大岩 貴文(おおいわ たかふみ) ジャイロ総合コンサルティング 雲丹亀 真穂(うにがめ みほ) |
お問い合わせ | 厚木商工会議所 TEL:046-221-2153 TEL:046-221-2152 |
セミナー概要
本セミナーは、厚木商工会議所が神奈川県信用保証協会と共に企画し、中小企業経営者の価格戦略をサポートするためのものです。講師はジャイロ総合コンサルティング株式会社の大木氏で、原材料高騰に対応した利益確保のための価格戦略について講義が行われます。
講師の大木氏は、自身の経験を元に価格戦略の重要性を説きます。彼は経営の失敗から学び、フランチャイズビジネスの成功とその後のリーマンショックによる影響を経て、価格戦略の重要性を痛感しました。経済環境の急変に対応するためには、ビジネスの進化とイノベーションが不可欠であり、価格戦略の立案が中小企業の経営安定に寄与すると強調します。
大木氏は、価格設定において「高いから売れる」という心理的な効果を利用することの重要性を指摘します。ブランドや高級品の販売は価格が高いからこそ価値があると感じる消費者心理を活用することで成功しています。日本の企業も「安さ」を追求するのではなく、商品価値を高め、適正な価格設定を行うことが求められます。
価格戦略の具体例として、大木氏はユニクロやニトリのビジネスモデルを挙げます。これらの企業はSPA(Specialty store retailer of Private label Apparel)型のビジネスモデルを採用し、自社製品の企画・製造・販売を一貫して行うことで、高い粗利を確保しています。このモデルは高価格でも売れる商品価値を創造するための戦略として効果的です。
また、価格戦略の一環として「マジックナンバー9」を活用する方法も紹介されました。例えば、商品価格を「3990円」に設定することで消費者にお得感を与え、実際の売上が向上するケースが多いとされています。このように、価格設定の工夫次第で消費者心理を動かし、売上を伸ばすことが可能です。
最後に、大木氏は中小企業が持続的な成長を遂げるためには、単なる値下げ競争に陥るのではなく、価格戦略を通じて顧客に提供する価値を見極め、適切な価格設定を行うことが重要だと強調しました。
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