朝礼をバカにしていませんか?

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皆さんの会社や部門では毎朝朝礼を行っていますか。
「朝礼なんて必要ないよ。必要な時には話をするし、毎朝なんて面倒くさいし、全員が一斉に集まること難しいな」という管理者であれば、あなたは危険信号です。
朝礼なんてとバカにせずに、本文を一読してください。

まず朝礼は何のために行うのでしょうか。

1. 毎日、各自の行うべきことを確認する
2. 一日の達成目標を確認する
3. 業務上の注意事項を喚起する
4. 会社やリーダーからの通達事項を知らせる
5. 気合を入れる

など、色々と挙げることができると思います。全ての項目を見れば、なるほどと思われるはずです。

では、かつては行っていた会社・部門では、何故朝礼を行わなくなったのでしょうか?

1. 毎朝に全員が集合しているとは限らない
2. 毎朝話す内容がない
3. 人前で話すのは苦手だ
4. 盛り上がらない

などが代表的な意見だと思います。要するに、朝礼の意義は一定レベルで認めているが、何らかの理由をつけて止めてしまったということだと思います。
どちらかと言えば、現場・現業型の企業では、欠かさず朝礼を行っていることが多いのですが、そうでない企業であっても、朝礼を欠かさない企業は、業績が良く、従業員が活き活きと働いていると感じられるのは事実です。

企業は単に仕事をする人たちの集まりではありません。業務を指示する立場の人、業務を行う立場の人といった上下関係がある組織が企業ですし、組織を構成する人たちの役割が明確であるからこそ、効率よく業務を遂行できます。もちろん、指示されて業務を行う立場の人は、指示された内容だけをそのまま行うのでなく、自分なりに仕事の意義を解釈して、創意工夫する中で、自らのモチベーションを高めることが肝要です。このモチベーションを高める仕組みとして、朝礼は最も自然に行える仕組みなのです。

誰でも朝はつらいものです。「また毎日の仕事が始めるぞ、楽しみだ」と言える人は、少数派です。大半が、「また仕事が始める。チョット気が乗らないな」という人です。このブルーな気持ちを前向きに変え、モチベーションを高めることができるのが朝礼です。そこで、朝礼を成功させるコツを幾つか伝えます。

1.毎週のテーマを変える

毎日が同じパターンで朝礼を繰り返すとマンネリに陥ります。それで話すことがないということになります。何でも良いのですが、週毎のテーマを決めて、今週は、業務の手順を考える、次週は会社の経営状況、その次はライバル会社についてなどを決めておき、それを管理者・リーダーは予め発表しておくのです。
朝礼では必須のことである、伝達事項や目標確認などは、これらとは別に行うのはもちろんです。

2.司会者は持ち回り

管理者・リーダーだけが話し、他はうつむいて聞いているだけの朝礼のスタイルも結構あると思います。出来れば司会者は持ち回りで、全員が担当することです。全員が組織に参加しているという意識を醸成しますし、人前で話すという得がたい経験も訓練できます。

3.人数は、10人以内で

あまりに人数が多いと、聞いているふりだけをしたり、急ぎの仕事をしている人も現れます。これでは、朝礼の意味がありません。かといって、3人程度では一人でも欠けると、朝礼の形にならないかも知れません。7、8人程度のグループ毎に朝礼を行うのが良いようです。
客先に直行する人がある程度いても、必ず朝礼は行うことも必要です。

4.発表者には必ず拍手を

3分間スピーチを行う朝礼も良くあるパターンです。このような場では、必ず心からの拍手をしてあげてください。形だけでも結構ですが、拍手があると何となくうれしくなるから不思議ですし、組織としての一体感も芽生えます。

5.準備に時間をかける

管理者・リーダーは、必ず朝礼の準備をしてください。毎日5分間でも良いのです。出勤時の電車の中で、今日の朝礼では、この話をしよう、このような手順で試してみようと考えてください。“受け”を狙う必要は全くありません。これを繰り返すことで徐々に、全員の目の輝きが異なってくるようになるはずです。

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