商工会・商工会議所向け:受講者の集まる、評判の高いセミナー・研修とは?

商工会・商工会議所向け:受講者の集まる、評判の高いセミナー・研修とは?
今年のセミナーの皮切りは、松が取り切れぬ中の東北地方の商工会でした。最寄り駅までは、旧知ということで、わざわざ指導所長さんが車で迎えに来てくれました。
講師として呼んでいただけたことに感謝しつつ、車中の小一時間は地域活性化の話題に花が咲き、楽しい時間を過ごさせていただくことができました。
しかし、少々気になる話もあったのです。曰く、「先生にはせっかく、遠くから来てもらったのに、受講者の集まりが悪いんですよ。どうも10人程度になってしまいそうなんでね」同商工会の会員数は250事業所程であり、受講者数は会員数の1割に満たなかったことになってしまうのです。
セミナー・研修担当の方の苦労の程が偲ばれます。
セミナー・研修事業の集客はとみに下がっており、1割以下は当たり前の状況で、セミナー事業費(宣伝広告費、講師謝金、旅費交通費、会場費、その他)として30万円近くをかけて、受講者は2人というケースもあったと聞きます。費用対効果が問題となってしまうのは、やむを得ないことなのかも知れません。
セミナー・研修事業で受講者数を如何に上げるかということが大きな課題となっています。要するに「集客効果」上げるアイデア・工夫が必要です。
集客効果アップ要因は「テーマの設定」「講師の選定と紹介の方法」「時間の設定」「会場設定」「運営」に分けて考えられます。
テーマの設定
集客効果の決め手はテーマ設定にあります。同じ内容でも、テーマの持っていき方で集客力は大きく変わります。受講者(会員企業)にとって、わかり易く、実際に出来そう、そして効果(売上増進等)がありそうと思えるテーマにしていく必要があります。
例えば、「経営革新セミナー」というだけでは、会員である中小企業の経営者や家族関係者にとっては、内容がわかりにくいというのが実情です。この場合メインテーマは「経営革新」で良いのですが、サブテーマとして、「経営革新とは、今のビジネス(商売)を今の時代に合わせて変えることで今より売れて、儲かるようにすることです」とやや大きめに入れると効果的。
また、ネガティブアプローチとして「あなたの会社、今のままで10年後はいったいどうなっていますか?10年後の成功を目指して、ビジネス(商売)のやり方を変えてみませんか!」
といった解説風サブコピーを入れ込むことで、集客性は大きく上がります。
つづく
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大木ヒロシ
フランチャイズチェーンを複数立ち上げた経験を持ち、その経験を元に、セミナーおよびコンサルティングを業務とするジャイロ総合コンサルティング(株)を立ち上げる。現在では、大手企業から中小企業・商店までの多くのコンサルティングにおける成功事例を持つ。また、年間の講演回数は200回を越える超人気講師でもあり、感動と共鳴を生む講演スタイルは他に追随を許さず、日常は多忙を極める。また、「商業界」や「ファッション販売」「食品商業」「日経ストアデザイン」「日経ギフト」「日本のFC年鑑」「独立開業」「オールセールス」「ストアジャーナル」などの雑誌の特集記事、新聞記事などを多く手がけている。

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