社長は戦略担当・社員は戦術担当
ジャイロ総合コンサルティングの渋谷雄大です。
今日も昨日に引き続いて加賀商工会議所の創業塾の講師です。
加賀商工会議所トピックスブログ: 第16期かが創業塾 開催!
社長がする仕事とは?
昨日の創業塾でお話ししたことです。
社長は未来を作る仕事をします。
社員は今を維持する仕事をします。
下の図は、2017年の中小企業白書のデータです。
経営者に起業した理由をヒアリングし、その後の企業の成長度で分類しています。
1番左が高成長型・真ん中が安定成長型・右が持続成長型です。
一概には言えないのですが、伸びる会社(高成長型)は未来志向が多いです。
逆に持続成長型は今や過去をベースに考えている方が多いように思います。
今までの経験を活かしたい→過去
アイデアを事業化したい→未来
生計を維持したい→現在
より高い所得を得たい→未来
多くの創業者を見てきましたが、今も元気にやっている創業者の多くはたしかに未来志向です。
今までの経験を生かすと言うよりは、新しいことにチャレンジして道を開拓していく傾向が高い。
戦略は未来・戦術は現在
戦略とは10年後の会社を作るための仕掛けです。
戦術とは1年の顧客を作るための具体策です。
10年後に街や会社や社会がどう変わっていくのかを予想して、
あらかじめいくつも手を打っておくのが戦略。
これは社長にしかできない仕事です。
未来に責任を持てるのは社長です。
一方、目の前のお客様により良い接客をする。
チラシを撒いてお客様を集める。
ホームページを作ってお客様を集める。
これらは目の前の顧客作りを行うのが戦術です。
社員は目の前のお客様を大切にするという責任があります。
今に責任を持つのが社員です。
変化が激しい時代こそ戦略が必要
時代がこれだけ移り変わる中、目の前の顧客にだけ目を向けていては変化の激しい時代に飲まれてしまいます。
時代が変わる前に、色々と手を打ちながら新たな方法を模索していくことが求められます。
それは社長にしかできない仕事なのに、目の前の業務に手一杯となり、社長が戦術ばかりをやっている。
戦術は近視眼的になりやすいので、客観的な視点が持てなくなります。
ですから時代が変化していることに気がつくことができなくなり、取り残されるわけです。
社長こそ新しい時代を読み、手を打ってほしいものです。

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