起業・創業で成功するための経営者の資質とは?

渋谷ブログ講師ブログ

生まれた時から経営者はいない

ジャイロ総合コンサルティングでは、20年近くにわたって日本全国各地の商工会議所・商工会など各団体が主催している創業塾・創業スクール・創業セミナーなどを通じて数多くの創業者(創業予備軍)のみなさまに向けて創業支援を行ってきました。

このようなセミナーに参加している受講者の業種業態は非常に多種多様ですが、このようなセミナーに参加したとしても必ずしも成功するわけではないのが現実です。

創業して成功する経営者もいる一方で、創業しても思うような利益を上げられずに途中で挫折してしまう方も数多くいらっしゃいます。

これだけ長年の間、創業支援のお手伝いをしていますとここ最近なのですが、創業してうまくいく人とそうでない人との違いが何となくですが見えてくるようになってきました。

 

正直に言えば、まず無理だろうな?と思えるような人が立派に経営をしていたりすることもあれば、絶対にうまくいくと思われる人が途中で挫折してしまうなど創業前の経営者候補の経営者としての資質というものはあまり参考にならないとも感じているんです。

 

ですから創業するにあたって、自分自身には経営者としての資質は無いなどと思う必要は一切ありません。世の中で成功している創業者(経営者)だってはじめから優秀な経営者であったわけではありません。

必ず初心者からスタートし、試行錯誤しながら自ら成長し、経営者としての資質を磨いていったはずなんですね。

 

創業したいと感じたら、諦めるのではなく、まずは創業に向けてできるところから動き始めることをお勧めします。

 

創業成功のポイントとは?

これから創業するにあたって、これからどんな経営者像を目指していくべきなのか?ということは頭の片隅に入れておいたほうが良いでしょう。

では創業してからどのような資質を磨いていくことが必要なのでしょうか。

私なりに10年以上日本中の創業者を見続けてきた中で、漠然とですが、長続きしている創業者の特徴を挙げてみました。

 

  1. 信念・理念を明確に持っている(心に秘めている)
  2. 周囲に好かれる人柄・人間力
  3. 自分の特徴(好き嫌い)を良く理解している
  4. 時代の変化に合わせてビジネスモデルを柔軟に変化させることができる
  5. 経費や利益などの金銭感覚を持っている
  6. 原則は慎重派であるが、ここぞという時には一気呵成に行動する覚悟がある
  7. 困難に直面した時には忍耐強く対処する
  8. 人のアドバイスを聞き入れる素直さを持っている
  9. 変態・変人な一面を持っている
  10. 想像力が豊かである

 

正直言って、ビジネスモデルが良いとか悪いとかの問題は後から何とでもなります。これだけ早くトレンドが移り変わる時代ですから、たったひとつのビジネスモデルで何十年も乗り越えられるほど甘くは無いのが今の時代です。

それ以上に、そのビジネスを引っ張っていく経営者として何を大事にするかと言った価値観などのほうが100倍重要なことではないでしょうか。

変化が激しい時代において、周囲がどんなに反対しても曲げない覚悟を持って突き進む、確固たる信念や理念を持つことでぶれない軸を持てる経営者。

しかも時流に乗って柔軟にビジネスモデルは変えることが必要なため、周囲からのアドバイスを素直に聞く姿勢を持つ経営者。

 

もちろんすべての資質を持つ経営者なんて言うものは世の中にいません。この中の数個を磨気が上げていくことで立派な経営をしていけるのではないでしょうか。

 

そして私が創業セミナーで良く言っているのが「しなやかな強さ」を持っていることと伝えています。

真逆の特性を併せ持つことが経営者には必要な資質。

とても難しい命題ですが、だからこそ経営者としてのやりがいにつながっていくのです。真逆の考えに自分なりの整合性を持たせ、理由づけできること。

 

経営は清濁併せ呑む

頭抱える経営者経営とは清濁併せ呑むことだと考えています。

経営者は清廉潔白では成り立ちませんし、真っ黒だとこれまた成り立ちません。

会社が倒産の憂き目にあったとしましょう。

そういう時に、倒産を回避するためには、これまで会社に尽力してきた社員達のうち誰かにやめてもらわなければなりません。

社員にやめてもらわなければ会社は潰れる。でも会社には貢献してもらった。

経営をはじめると、どちらを選んでも自身は清廉潔白ではいられない決断です。

 

そう言った時に、自分自身が悪として周囲から罵倒を浴びようとも、どちらかの決断を自身を持って明確な理由付けをもって行わなければなりません。多くの社員を路頭に迷わせないために、ひとりに辞めてもらう覚悟が必要なのかもしれません。

 

天下騒乱という小説の中に「極悪人とは何もせず今いる立場に居座る人の事である。」と書かれていますが、経営者という立場では、経営者としての極悪人とは、何も決断せず、何も変えず、居座る経営者。本当の経営者は、善悪を超越し、会社のために本当に必要なことを頑として実行し続ける行動できる経営者だと感じます。

ジャイロ総合コンサルティングでは2018年も全国各地で創業塾・創業スクール・創業セミナーの講師としてお伺いさせていただきます。ぜひ経営者としてのコツと学びに来てください。お待ちしておりますね!!

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