企画したセミナーや塾の集客力を上げるために
今回はセミナーや塾形式の講座を開く際に、うまく集客し、成果につなげていく
ためのコツについて解説させて頂きたいと思います。
第一に、どのレベルの受講者を集めるのか?を明確にしておくことです。
意外と多いのが、誰でも良いのでたくさんの人を集めたい!という要望です。
「誰でも良いので!」と言っている時点で、集客力は大きく低下して
しまいます。
まず、タイトルがブレてしまいますね。
初心者向けなら『経験ゼロでも分かる〜講座』となります。
ある程度の中級者向けでしたら、『もうワンランクアップさせる〜講座』と
なりますよね。
創業塾のような講座では、創業したいとは考えているけれど具体的に
決めていない人向けなら『今が一歩を踏み出すチャンスです。』という
文言が欲しいところです。一方で、創業まで具体的になっているのでしたら
『創業を確実に成功させるための創業塾』のように創業を確実に実現させる
ための内容が良いでしょう。
今の時代、多くの企業や個人、商工会議所がセミナーを実施しています。
ですので、テーマ設定がぼやけてしまうと集客力も低下しかねないのです。
次に、カリキュラムです。
受講者はカリキュラムを穴のあくほど見てから参加の可否を決めています。
ここでも、ターゲットによってカリキュラム内容は変わってくるんです。
初心者向けの財務講座であれば『数字が苦手なあなたでも手に取るように
分かる決算書の基本の基』『実は簡単、数字の読み方がわかると経営が
楽しくなります』となります。
経営者向けの財務講座なら『決算の読み方ひとつで会社の業績が
大きく左右する理由とは?』となります。
また、カリキュラムに関しては、できるだけ具体的な内容を分かりやすく
誠実に表現することが必要です。煽り文句というものは、一昔前に流行り
ましたが、受講者自身も情報の取捨選択がうまくなっているので
見抜かれてしまいます。
ですので、何を伝えたいのか?何が得られるのか?などを丁寧に記載して
いきます。商工会、商工会議所作成のチラシでまだまだ多いのが「カリ
キュラムがない」パターンです。やはりどんな収穫が得られるのか分から
なければ参加するかどうか判断に迷ってしまいますので、ぜひともカリ
キュラムの部分に関しては、できるだけ具体的にそして丁寧に書いて
欲しいところです。
集客力が落ちてしまうという心配から、ターゲットを広くとりがち
ですが、受講者側にとっては誰のためのセミナーなのか分からない
という状況になり、逆に集客できないという悪循環に陥っている姿を
良く見かけます。ぜひともセミナー企画担当者のみなさまは、ター
ゲットの絞り込みができているか、再度確認してみて下さい。
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