ターゲットは動く。好きか嫌いか?新宮商工会議所 新商品・強み発掘セミナー開催レポート

ジャイロ総合コンサルティングの渋谷です。
昨日は和歌山県の新宮商工会議所にて新商品・強み発掘セミナーの講師として登壇させていただきました。

東京駅から名古屋経由で新宮まで。

新商品と強み発見セミナー

今回は新商品・強み探しセミナーというテーマで実施させていただきました。

そもそも商品を作り変える必要があるのか?

そんな話から入りました。同じ商品であっても売り先やターゲットを変えるだけで充分売れるようになります。逆に言えば、商品をどんなに開発しても、ターゲットが不明確であればただのお金と時間の無駄遣いになります。

ターゲットがしっかり設定されるからこそ、商品を作れるし、強みを作ることができる。
相手がいないなかで作られる商品やサービスがとても多いんです。ですのでどのようの客層がいるのか?そして良い顧客(適正な価格で買ってくれる、面倒くさくない顧客)を見つけることが先決。

もうひとつお話したのが、ターゲットは動くし変わる。という点です。

もともと設定したターゲットは変化します。相手の変化にあわせて、こちらも変化させることが大事。
1年前は良い顧客だったが、今年はその顧客が存在しなくなっている。なんてことも多い。

かの有名なポーターが日本には戦略がない。と発言されたことがあるそうですが、日本の場合は、一旦攻め方を決めると相手が変化しようがやり方を変えません。目の前の敵がいなくなっても、いなくなったところに攻め込み続けている。相手が後ろに回ったら、攻め手も後ろを向かなくちゃいけない。

このような相手を見て、相手の動きにあわせて対処を変えることが日本は苦手という意味で捉えました。

顧客はずーっと同じではない。変化する。その変化にあわせて商品やサービスも変化させていくことです。

今回のテーマである商品開発・強み発掘セミナーは、顧客の変化にどうあわせて、どう変化させていくかにあります。

好きか嫌いか?

マーマイトというイギリスの伝統的なジャム?があります。好き嫌いがはっきり分かれる味なのですが、100年以上も愛され続けています。地域の商品開発において、比較されるような商品では大手には勝てません。もっと言えば、どんなに競合他社の調査分析をしても、それって競合商品に似たものになっていきます。

似たものを作ればどうなるか?
「比較される」ようになります。インターネット上で比較されても勝てるような商品が作れればよいですが、最終的には価格合戦に陥っていくのがオチです。

比較されると競合がたくさん生まれますが、好き嫌いで選ばれるような商品は選択肢は2択になります。インターネットで誰でも情報を集められる時代には、比較される立ち位置からいかに早く脱却するか?になります。好き嫌いがはっきり分かれる商品・サービス開発が地域では必要となるんですね。

で最後は、

同じ商品を別のターゲットに売れば良い

というお話です。同じ商品であってもターゲットを変えることで良いわけです。もちろん、全く同じではなく打ち出す強みを変えることで同じ商品であっても全く別の商品にすることが可能です。強みというのは相手があってのこと。強みはひとつの商品やお店にひとつじゃないです。相手によって打ち出す強みは変えることができます。

こんなことを事例を交えながらお話させていただきました。

懇親会もありがとうございました!

セミナー後は懇親会。こちらも盛り上がりました!!

徐福寿司さん、場を設定いただきありがとうございました!

https://www.instagram.com/sushiyohgo3485/

追伸:新宮商工会議所は雲丹亀講師ファンがたくさん!懇親会でも話題でした!

講師:渋谷雄大

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