商工会・商工会議所向け:受講者の集まるセミナーのための『テーマの設定』

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セミナーで人を集めるテーマ設定

セミナーの成功・失敗を分ける要素で大きいのは、受講者募集の多寡にあると言われます。どんなに優れた内容のセミナーであっても、受講者が0であれば、それは意味を失ってしまいます。

セミナー事業をコスト&パフォーマンスで考えても、50万円(会場費・広告費・講師謝金・その他雑費)の費用で5人というのであれば、受講者一人当たりコストは10万円となりますが、販売促進がテーマのセミナーで一人に10万円をかけるよりは、別の方法で、例えば「実際に10万円のコンサルティング費用で販促チラシ等を作成した方が、実際の売上効果は高い」かも知れません。

こうして見ると、セミナー事業では集客性(受講者募集)を高めることが大変に重要な点になります。

商工会・商工会議所のような公的な機関にとって、セミナー事業はより多くの方に受講していただくことで公的なニーズを達成する性質のもの、といえるでしょう。

受講者をより多く集めるためには?

「受講者をより多く集める」ためには広告・宣伝が不可欠です。 受講者募集の宣伝・広告にあたっては、会員企業の要望をテーマとして組み入れることが重要だと言われますが、実際には、それぞれの会員企業ごとにセミナーや研修に対するニーズは違っている場合が殆どです。だからといって、ニーズの多様化に沿って、セミナーのアイテムや回数を増やせば受講者は分散し、一回当たりの集客数は確実に減ってしまいます。

重要なのは、会員企業の最大公約数的な「マス」を見極めることに尽きます。それは、業種・業態・規模を超え、中小企業の経営者の誰でもが、「漠然とはしていても、皆が思っていること(内面的・精神的)」になります。こうしたことが、セミナーのテーマとして設定されたときに、かつてないような受講者数を獲得できるのです。

例えば、現状では多くの事業者は、「売れなくなった」と考えています。そして、「何故売れなくなったのかが分からない」。しかし、このままでは「事業を継続できないかも知れない」とマイナス思考が続きます。この心理に応えるテーマが設定できれば、受講者募集はほぼ成功です。

しかし、多くの場合、テーマは経営革新、創業、軽減税率対策、消費税適正転嫁対策、等々と決まっています。こうしたテーマを明示することは政策上不可欠ですが、集客効果は望めません。

そこで、サブテーマの工夫が重要になります。

例えば、経営革新という基本テーマに、サブテーマとして「『売れなくなった』を『売れるように変える』それが経営革新のことです。」と添えるだけで、集客力は大きく上がります。

軽減税率関連で言えば、「軽減税率研修」というメインテーマの上に「分からないものは知らないから、知ることから始めましょう」と添えます。事業承継なども、サブテーマを「あなたと家族と従業員の幸せのために」と添えると効果的です。

要するに、サブテーマでメインテーマを分かり易くすること、興味を持たせることで集客力を高めるのです。

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