観葉植物に見る経営の根本

渋谷ブログ講師ブログ

半年ほど前から観葉植物を育て始めています。

観葉植物を育てはじめて、
経営にいろいろと非常に役立つなあと感じます。

よく、木の図(根と幹と葉)を例示しながら
「根は経営理念、価値観など経営の根本であり、
枝葉よりも幹や根を見ること」
など重要性を伝えることがありますが、
実体感としてこの図を捉えられるようになりました。

根の重要性って、
実際に植物を育て始めると本当によく分かります。
葉や花よりも根の張り具合を優先するように
なりました。

正直、きれいな葉や花を愛でるのは減ってきて、
根の張り具合のほうに意識が向く。
しかも根の張り具合は外からはパッと見では
分からないから、根が張っているかどうかは
時々土を掘ってチェックする。

植物を育て始めて感じたこと。
これって教育や経営に似てますよね。

●根が張る前。最初は時間がかかるけれど、
 一度根が張り始めると一気に広がっていく。
 →根が定着するまではコツコツ見守る。

●水はあげすぎると根張りが遅くなる。
 土が乾燥することで、根っこは水のある場所を
 探して根を張る。
 →温室育ちは根が育ちにくい。
  ある程度乾燥させることが重要。

●根が張っていないときは、
 日々チェックしておかないとすぐに体調が悪くなる。
 根が張ってしまうと、放っておいても自由に育つ。
 →ある程度育ったら自主性に任せる。

●根が張っていないときは、一度体調が悪くなると、
 立て直すのが難しい。
 根が張ると自己治癒力が高くなるようで
 勝手に体調回復させる。
 →根っこは自律性を高める。

●肥料をあげると、
 枝葉は短期間で伸びるし成長は早いが、
 逆にヒョロヒョロになりやすい。
 肥料をあげないと、伸びるスピードは遅いけれど、
 筋肉質な枝葉になる。
 →早く育てるか、じっくり育てるか。

植物を育て始めると、花や葉よりも根っこ派になります。
これって理屈で捉えているのと
実感として感じられているのとではまったく変わりますね。

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