中小企業の半分は『誠実』でできています
全国各地でセミナー・研修・コンサルティングをさせて頂いております。
本日(2015年6月4日)も姫路にて工務店向けに営業に関する講演会をさせていただきます!
かれこれ10年以上このような仕事に携わらせて頂いていて感じたことがあります。
それは地域で成功している中小企業の半分は『誠実』でできているということです。
特に、永く続いている中小企業ほど、その誠実さが従業員ひとりひとりに浸透しているということです。
中小企業が選ばれ続ける理由の大半は
中小企業が地域の顧客から選ばれ続けている理由は、品質でも価格でもありません。
それは、売り手の誠実さが選ばれている理由です。
一過性で売りさばくのであれば、誠実さよりも営業力なのかも知れません。
しかし、地域で永く選ばれ続けているその理由は、やはり誠実さに尽きるのだと思います。
中小企業の誠実ってなに?
では誠実さって一体何なのでしょうか。
その1:スピード&柔軟性
そのひとつは対応スピードだと思います。本当に信頼されている企業というのは、お客さまから連絡が入ると本当にすぐに折り返します。
何はともあれ駆けつけます!スピード対応を実践してる企業はやはりお客さまから選ばれ続けています。
「困ったときの助け舟」として連絡したのにいつまでたっても連絡が来ないというのは誠実さに欠けると言えそうです。
その2:覚えている&騙されない
もうひとつは覚えている、ということではないでしょうか。永く選ばれ続けている企業はお客さまのことを良く覚えています。
昔のことから最近のことまで事細かに覚えているのです。
何か相談があった時には、すぐにその相手の事情や状況を察して対応するのです。
これからはお得意さま商売が改めて見直される
「お得意さま」という言葉がありますが、一時期、この言葉が死語ののようになってしまいました。インターネットで何でも購入できる時代に突入し、面倒くさい買い物はすべてネットに任せる時代。
しかし一方で、実はネットでものを買うって面倒くさいことも多いのですね。
- いくつもある選択肢の中から自分で選ばなければならない(PCで買うので人に相談もできません)。
- お店自体の信頼性も自分で判断しなければならない
- 商品も届くまで良し悪しがわからない
- 買ったあともアフターフォローの名目でいろいろと営業がやってくる
こういう面倒くささを解消してくれるのがお得意さまなのです。
元々お得意さまというものは、面倒くさいことが嫌いな相手の助け舟として存在していたのです。
自分で選ぶ自由が増えて、人は意気揚々と自由な世界へ飛び出しましたが、徐々にお得意さまの便利さに戻ってきているのです。
もう一度、お得意さま商売を見なおすとともに、誠実さをしっかりと追求してみましょう。
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