商工会・商工会議所向け: これからの有望セミナーテーマ「人材の募集・採用」

セミナー・研修を受講しようとする立場から見れば、自らが抱える「問題」に対して「解決」
を得られることのできるセミナー・研修なら、何をおいても参加したいと思うはずです。

セミナー・研修では「ソリューション(問題解決)」型を工夫することが、「行列のできる
セミナー」を実現するポイントになります。ですから、まずは会員企業の過半を占める
地元企業にとって何が問題なっているのかを考えるべきでしょう。

 

人材不足の深刻化が大問題

日本商工会議所の7月29日発表によれば、人手不足だと訴える中小企業が55.6%と半数超に
のぼり、全国の中小企業での人手不足が深刻化している様子がうかがえます。

求職者1人に求人が何件あるかを示す有効求人倍率を見れば、7月は介護の仕事が2.57倍、
「接客・給仕」が3.02倍などと、サービス分野で人材需給の逼迫が目立ちます。
他方、東京オリンピック・パラリンピックに沸く建設業界でも深刻な状況です。

人材の奪い合いが進み、全業種的に人手不足が起きているのです。このままで推移すれば、
人件費の高騰はさけられません。ここ5年で20%以上上昇するとするエコノミストもいます。
労働分配率が高い水準にある我が国の中小企業にとって、人件費高騰は経営的には強い
圧力となります。だからといって、安易に人手を減らせば、業務オペレーションの劣化に繋がり、
場合によっては顧客離れの原因ともなり兼ねません。

合計特殊出生率は低下傾向が続き、恒常的な人手不足が予想されるなかで、企業にとって
有為の人材をいかに求め、いかに採用し、いかに効率的に仕事をしてもらうかは
死活的な問題となりつつあります。

 

セミナーテーマは
「人材不足の時代は人材が企業の成長を左右する」

サブテーマ「自社にあった人材の募集・採用」

以上に述べてきた状況から推し測るに、「人材の募集・採用」のセミナーは多くの参加者を
集めるものといえます。

ここからは、「人材の募集・採用」セミナーの企画づくりについて考えてみましょう。

ポイントは「自社に合った」ということであり、募集媒体を云々する前に「自社の魅力を
具体的に見つける」ことからスタートします。

案内文は、次のようにするとよいでしょう。

「自社の魅力を社長の言葉としてまとめましょう。単に人を集めるだけでは意味も価値も
ありません。あなたの会社で仕事したい、こんな人(社長)となら仕事したいと思わせる
ことが人材募集の核なのです。従来の募集に関するセミナーの多くは、単に募集媒体の
可否や条件設定に終始していただけでした。募集効果が上がらなかったのは当然の
こと、採用できてもミスマッチがあり長続きもしませんでした。いたずらに不用なコストを
かけていただけです。 応募があったら採用面接になりますが、人手不足(高コスト化)
だからこそ、有為の人材のみを採用すべきです。面接に際しては、こちらから夢を語り、
その同調の度合を目安にすると、 意欲の高い人材を得る可能性が高まります。
『頭が良いが、意欲は非常に低い』と『頭は普通だが、意欲は非常に高い』のどちらが
会社にとって有為かを考えれば、採用すべき応募者は自ずと見えてきます。」

要するに、型どおりのセミナーには興味も関心も持たれません。中小企業の本質をついた
話題こそが受講満足度を引き上げてくれるのだと思います。
いかがでしょうか。

 

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